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「林家ペー・パー子夫妻」が両国国技館の砂かぶりで大相撲観戦 とにかく目立ってます!

9/18(水) 11:02配信

デイリー新潮

 両国国技館からの大相撲中継で良く見かける有名人といえば、漫談家の林家ペー、パー子夫妻だろう。いつものピンクの服を纏い、向正面の砂かぶり(溜席)ではしゃぐ御二人……。

 九月場所の4日目でも、テレビカメラがその姿をバッチリ捉えていた。とにかく目立つことのこの上ないが、いつから相撲観戦するようになったのか。ご本人に聞いた。

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「もうかれこれ、10年前からですね。ある方のご厚意で、両国国技館で行う一月場所、五月場所、九月場所で、それぞれ1度ずつ砂かぶり席に招待していただいています。どの場所も、前から4列目の同じ溜席ですから、もう取組みのときは、圧巻です。目の前で力士がぶつかり合うときの音がすごい」

 と語るのは、林家ペー師匠である。

 ペー師匠が相撲に興味をもったのは、小学生の頃だという。

「私の出身は、大阪・浪速区の日本橋ですが、その隣が谷町なんです。谷町には、医者や弁護士といった金持ちがいて、三月場所(大阪)のときに力士を応援していました。そもそも力士は谷町の人に面倒を見てもらったことから、支援者を“タニマチ”と呼ぶようになったのです。谷町の近くにはお寺がいっぱいありましてね、場所のときは、そのお寺が力士の合宿所になりました」

 子どもの頃から間近に力士を見て育ったため、自然と相撲に親しみを持つようになったペー師匠。最初のお気に入りの力士は、栃若だった。

「栃錦と若乃花(初代)ですね。昔の巨人×阪神みたいにライバルでした。若乃花は軽量なのに、大きな力士を投げ飛ばし、痛快でしたね。栃錦はすごい取組みで、相手を掴んだら離さない。蝮って言われたものでした」

 そして、次は大鵬である。

「“巨人・大鵬・卵焼き”って言われた時代ですよ。大鵬というと、優勝したときに流れる『君が代』をイメージしますね。何度も優勝するから、この歌は“大鵬の歌”と勘違いした子どももいたくらいです。本当に強かった。タレントで、桂菊丸さんっていますよね。そのお兄さんが桂高丸さん。高丸・菊丸で、昔コンビで漫才をやっていたのですが、高丸さんは、最初、花籠部屋の力士だったのです。その部屋に新弟子として入ったのが納谷幸喜です。納谷はゴボウのように細かったので、高丸さんは兄弟子として納谷に稽古をつけてやったのですが、自分が吹っ飛ばされて壁に頭をぶつけたそうです。それで高丸さんは、『すごい! 横綱になる!』と言ったそうです。もちろん、彼がのちの大鵬です。高丸さんは、大鵬との稽古で自信を無くし相撲を辞めちゃったんです」

 砂かぶりでは、ちょっとはしゃぎすぎでは、と言われるほど元気なペー師匠。迷惑行為と取れたこともあるようで、

「土俵近くを歩いていたら、振分親方(高見盛)から、『早く戻りなさい』と注意されました」

 ペー師匠は、自分と同じ誕生日(11月29日)の力士には愛着が湧くという。

「柏戸が同じ誕生日だから、思い入れがありますね。それから、4年前に幕内優勝を果たして大関になった照ノ富士も同じ誕生日です。大関まで登りつめたのに、怪我がたたって今年の3月には序二段まで落ちてしまいましたが、まだまだ頑張っています」

 現在、ペー師匠が一番応援しているのは、遠藤だという。

「遠藤は、石川県穴水町出身なんですよ。で、私の師匠、初代林家三平の奥さん、つまりおかみさんの海老名香葉子さんが、戦争中に穴水町に疎開しているのです。そのため、うちの一門と穴水町は繋がりが深くて、穴水町の町制60周年記念イベントでは、林家木久扇、林家三平、サンドウィッチマン、コロッケのみなさんと一緒に出演しました。さんまの番組で知ったのですが、遠藤はピンクが大好きなんだそうです。それで余計に応援したくなりました。彼のお母さんに会ったことがありますが、美人でしたね。遠藤は勝ったり負けたりで、なかなか昇進しない。早く大関になって欲しいですね」

 林家一門は、三保ケ関部屋とも付き合いが深い。

「三保ケ関部屋の増位山さんは引退して歌手になり、おかみさん(海老名香葉子)が作詞した『そんな夕子にほれました』を歌っています。その縁で、北の湖さんともお付き合いがありました。北の湖さんは還暦の土俵入りをしましたが、横綱で還暦まで生きた人はなかなかいないですよ。北の湖さんの奥さんは民謡をやっていた方で、千秋楽の後、自分の家で打ち上げをしたとき、いつも歌ってくれました。息子さんはミュージシャンですよ」

 2004年、元横綱の武蔵丸が国技館で断髪式を行ったとき、はさみを入れたというペー師匠。これほどかように大相撲とは深く関わってきたわけだが、最後に、気にかけている若手力士について聞いてみると。

「炎鵬です。彼は天才ですよ。あんなに体が小さいのに動きがすごい。白鵬さんが彼を見出したそうですね。だから自分の名前を1字つけたわけです。炎鵬は、舞の海を意識しているんではないでしょうか。あとは、貴景勝ですね。うちで飼っているネコに良く似ているんですよ。餌をすごい食べて、お腹がすごく膨らんでいるところがソックリだね」

週刊新潮WEB取材班

2019年9月18日 掲載

新潮社

最終更新:9/19(木) 17:55
デイリー新潮

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