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「グッチ」が温室効果ガスの排出を完全に相殺 「サプライチェーン全体に責任を持つ」

9/18(水) 10:00配信

WWD JAPAN.com

ケリング(KERING)傘下の「グッチ(GUCCI)」は9月12日、世界の森林保全を支援するREDD+(レッドプラス:森林伐採による二酸化炭素排出量の増大とそれによる気候変動を防ぐための対策)のプロジェクトを通じて、今月末までに自社および全サプライチェーンの事業活動において温室効果ガスの排出を完全にオフセット(相殺)すると発表した。

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これは8月に発表された「ファッション協定(Fashion Pact)」を受けたもの。「ファッション協定」は今年4月にエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)=フランス大統領がフランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)=ケリング会長兼最高経営責任者に対して、ファッションとテキスタイル関連企業トップと共に環境に与える影響を削減するための実践的な目標を設定するというミッションを与えたもので、すでに32社が参加している。その目標に「現在から2100年までの間に気温上昇を1.5度未満に保つため、50年までに温室効果ガス排出量ゼロを達成するアクションプランを作成し、実践する」ことや「生物多様性の復元」などがある。

「グッチ」はこれまでも、温室効果ガス排出を回避、削減、回復、そして相殺するという段階的な活動を行ってきたが、サプライチェーン全体を通じて温室効果ガスを完全に相殺するのは大きな挑戦だ。

「グッチ」はすでに、ケリングが開発した年次環境損益計算書(EP&L)を導入して環境負荷を数値により可視化しており、17年には、ファッションブランドとして初めてEP&Lを公開している。引き続きEP&Lを通じて、事業活動による環境への影響のすべてを測定、監視する。例えば、温室効果ガスの排出量の約90%はサプライチェーンによるものだが、EP&Lの2018年版では、サプライチェーン全体における全環境負荷が15年に比べて16%、温室効果ガス排出量も同じく16%削減されている。これは全環境負荷の35%相当だという。

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最終更新:9/19(木) 18:43
WWD JAPAN.com

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