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青春こじらせ漫画『全員くたばれ!大学生』、陰キャを自称する現役大学生が作者とご対面…どうなる?

9/18(水) 8:33配信

週刊SPA!

 大学の哲学科に通う“ぼっち”の新入生・亀田哲太の地獄のキャンパスライフを描いた漫画『全員くたばれ!大学生』。週刊SPA!で連載、発売中の単行本第1巻では主人公・哲太の大学1年生の姿が描かれ、連載では大学2年生編に突入。大学に慣れてきて一番楽しいと言われる時期だが、どんな大学生活が待っているのだろうか。

 とはいえ、作者のサレンダー橋本が大学を卒業したのは10年ほど前。哲太のように地味な大学生をとりまく環境も変化しているのかもしれない。ということで、「僕は陰キャでしょうね」と自称する現役大学生の望月さんを迎え、今どきのリアルな大学生活について聞いてみた。

<現役大学生が、”哲太”なエピソードを語る>

和田(担当編集者):現在、作中の主人公の哲太は2年生になって、哲学科の専門科目が多くなったり、それがきっかけでバンドメンバーに加入するんだけど、音を発することなく解散……と相変わらず不安定な状況なんですが、望月さんは、どんな大学生活を送っていますか?

望月(現役大学生):僕は小売りや飲食店とかのバイトをやっていますね。大学生はバイトに精を出す人も多いので、バイト生活を描いてほしいです!居酒屋だと体育会系がいて、小売りだとナチュラル系が働いていて。バイトによるキャラの違いなんかも面白いと思います。僕は居酒屋でバイトしたこともあったんですけど、あんまり合わなかったですね。歓迎会のときに煙草を吸ってたら、体育会系のカーストトップみたいな男から「お前、煙草吸えてなくない?」って吸い方をツッコまれて。

一同:うわ~(笑)

橋本:「煙草吸えてなくない?」ってセリフ、いいですね~。最近の大学生も煙草吸ってるんですね。

望月:意外と吸う人は吸いますよ。あと、(フィルターのついてない)両切りのバットを、皿に入れたウイスキーに一晩浸けて乾かしてから吸うと、めっちゃマイルドになるっていうハウツーをやったりしてましたね。

橋本:あぁいいですね~ダサいですね(笑)。ウイスキーっていうのがいいですね。

和田:哲太はちょうど大学2年生で20歳になるし、煙草のデビューの話はいいかもしれないですね。

橋本:あと、僕は行ってませんが、免許合宿に友達同士で参加……なんていうイベントもありました。今の大学生も免許とか取りますか?

望月:取りますね。車は大学2年生くらいでみんな取ってましたね。お金持ちの人は誕生日に車を買ってもらったりしてましたよ。

橋本:え~~……。そういう人はモテるんですか?

望月:そうですね。インスタグラムとか見てると、彼女と一緒にドライブ行っていいホテルで泊まってて、うわ~って思ったり。

ツマミ具依(ライター、以下ツマミ):私は主人公にママ活をやってほしいですね~。

橋本:ママ活なんて本当にあるんですか? 喋ったりエロいことをして、さらにお小遣いまでもらうなんて、許せないです。

ツマミ:専用のママ活アプリがあるんですよ。それで実際にママ活をやってみたんですけど、そのときの大学生がものすごく主人公に似ていたんですよ。写真見てくださいよ、似てませんか?

一同:あ~~。

ツマミ:会ってみたらめっちゃつまんなかったんですよ(笑)私が接待しているみたいな。

橋本:でもそれがよかったりするんじゃないですか?

ツマミ:そうなんですよね。不器用さをかわいがるというか。ママ活をやってみて、男子も若さを売りにできる時代になったんだっていう発見がありました。若さを売りにできるのは女子の特権のように思われていましたが、男子も若いだけでチヤホヤしてもらえるんです。冴えない大学生でも若ければ可愛がってくれるおばさんやお姉さんに出会える。主人公のそんな姿を見たいですね。

橋本:男子にも若さの価値がある。なるほど、すごい時代ですね。

和田:主人公は年上ウケしそうですしね。

橋本:大学生はやっぱり合コンとか行くんですか?

望月:合コンはいままで3回やりましたね。でも大学生の合コンってあんまり盛り上がらないですね。なぜか考えてみたんですけど、就職もしてないし将来が見えないからなんだろうなって。サレンダー橋本さんは合コンに行ったことはなかったですか?

橋本:僕は一度もないです。経験がないから“リムジンパーティ”とか“BBQ”なんかのリア充な様子は画像検索して調べてますね。

望月:合コンよりはゼミ合宿のほうが盛り上がりますよ。女子の部屋で飲んで騒いだり、全裸でマリオカートしたり……。

橋本:はぁ、大学生っぽいなぁ。いいなぁ。

ツマミ:大学って自分からアクションを起こさないといけない場所なんですよね。高校まではクラスがあったから半強制的にコミュニティが生まれますし、受け身でもなんとかなりますけど。

和田:ある程度話さなきゃいけない環境があったほうが友達はできますよね。主人公も高校時代には友達が2人いましたし。

ツマミ:でもその反面いじめも起きやすいし窮屈さがあったと思うんですよ。大学ってそんなコミュニティから解放されてとても自由なはずなのに、受け身のままだと流されちゃうんですよね。うまく泳げるように、自分から動かなくちゃいけないんだなって。

橋本:ほんとその通りだと思います。クローズドな場所に自分から入るしかないんでしょうね。

和田:『全員くたばれ!大学生』が迷ってる大学生の助けになればいいけど……。

サレンダー橋本:多分ダメでしょうね。4年間歯を食いしばって耐えて下さい。

 * * *

 主人公哲太は、このまま暗い大学生活を送るのか、それとも挽回してキャンパスライフを謳歌できるのか? 現役大学生にも耳を傾けながら作られている『全員くたばれ!大学生』に今後も注目だ。

<取材・文・撮影/ツマミ具依>

日刊SPA!

最終更新:9/18(水) 8:33
週刊SPA!

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