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礼節を重んじる組織文化の作り方

9/19(木) 7:20配信

コーチ・エィ

朝、おはようと「挨拶する」のは礼儀。
相手の「目を見て話す」などは礼節。

表面的で形だけの礼儀を一方的に相手に押し付けるのではなく、相手を尊敬する気持ちをもち、相手に失礼に当たらない、また相手が心地よく思う礼儀を示すことを「礼節」と言います。

武道は「礼に始まり礼に終わる」と言われます。試合は礼儀(作法やルール)を守った上で、「相手への敬意を示すことが、何よりも重んじられるべき」であり礼節をもって試合に臨むことは勝敗よりも重要であるという考え方がなされます。

実は私たちが組織で仕事をするうえでも、礼儀より礼節のほうが大切なのではないでしょうか。

職場での「無礼」な態度とは?

私が思う職場の中で見かける礼節を欠いた行為、つまり無礼な態度は例えば下記のようなことです。

・自分と違う意見の人に敬意を払わない
・わからないことがあっても謙虚に人に尋ねない

その言動や振る舞いが無礼かどうかは、相手がどう感じたかで決まります。

では、無礼な態度は職場にどのような影響を与えているのでしょうか。

礼節に関して数々の研究や論文を執筆しているクリスティーン・ボラス氏の著書『Think CIVILITY 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』には、いくつもの興味深いデータが紹介されています。

例えば、17の業界の800人の管理職、従業員を対象に実施した調査では 、職場で誰かから無礼な態度を取られている人については、次のようなことが言えるのだそうです。

・38%の人が、仕事の質を意図的に下げている。
・47%の人が、仕事にかける時間を意図的に減らしている。
・66%の人が、自分の業績は低下している。
・78%の人が、組織への忠誠心が低下したと答えている。

また、アメリカ「フォーチュン」誌に掲載された調査によれば、フォーチュン1000企業の管理職や経営幹部は礼節に欠ける言動から生じたトラブルの尻ぬぐいや従業員間の関係修復に彼らの業務時間の13%(年間計算で7週間相当)を費やしているそうです。

組織の中での無礼な振る舞いを見過ごすと、組織のパフォーマンスが低下し利益や社員を失うことは明らかだと言えるでしょう。

では、礼節のある組織文化を作るためには何が大切なのでしょうか。

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最終更新:9/19(木) 7:20
コーチ・エィ

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