ここから本文です

ロイヤルエンフィールド コンチネンタルGT650試乗インプレッション【新開発エンジンが優秀。古典的な走りを現代に】

9/19(木) 17:31配信

WEBヤングマシン

初のパラツイン。完成度が高くて走りも楽しい!

昨秋のミラノショーで発表されたロイヤルエンフィールドの新型2気筒モデル・コンチネンタルGT650。同じアイシャーモータースの傘下にあるイギリスの伝説的ビルダー、ハリスパフォーマンスがダブルクレードルフレームの設計に関与する、カフェレーサー風のモデルだ。生産拠点をインドに移行してから初となるパラツインエンジンも要チェック!

【写真をまとめて見る】

(◯)旧来の乗り方が通用。実用的かつ味わいも

生産拠点をインドに移行してから初となるパラツインは、空油冷方式や燃料噴射、SOHC4バルブなどを採用。排気量は648ccで、圧縮比は直接のライバルとなるW800ストリート/カフェの8・4:1よりも高い9・5:1を公称。最高出力は約48psで、W800の前身であるW650とほぼ同等の数値だ。

【フレーム設計はハリス。端正なスタイルを実現】ロイヤルエンフィールドと同じくアイシャーモータースの傘下にあるイギリスの伝説的ビルダー、ハリスパフォーマンスがダブルクレードルフレームの設計に関与している。

【ロイヤルエンフィールド コンチネンタルGT650[2019]】主要諸元■全長2119 全幅745 全高1067 軸距1398 シート高820(各mm)車重208kg(90%装備の半乾燥) ■空冷4スト並列2 気筒OHC4 バルブ 648cc 47hp/7250rpm 5.3kg-m/5250rpm変速機6段リターン 燃料タンク容量12.5L■ブレーキF=ディスク R=ディスク ■タイヤF=100/90-18 R=130/70-18

【270度クランク採用のパラツインを新設計】648cc(φ78×67.8mm)の並列2気筒は、シリンダー内を冷却するためのオイル噴射経路を持つ空油冷方式を採用。270度クランクの前方に1次偶力バランサーを配置するほか、6段ミッションやスリッパークラッチなどを採用。

昨今のパラツインの主流である270度位相クランクを採用するこの新型エンジン、1次偶力バランサーを採用していることもあり驚くほど微振動が少なく、スロットルを開ければスムーズに回転が上昇する。わずか2500rpmで最大トルクの80%を発揮するとあって、少々シフトチェンジをサボってもスルスルと加速してくれ、レスポンスもこのバイクの雰囲気に合った穏やかなものである。トップ6速、100km/h巡航時のエンジン回転数は約4000rpmで、心地良い脈動感が伝わってくる。以前の記事で(関連記事参照)同社のヒマラヤンを試乗しており、411ccの単気筒ながら振動が過大でないことに感心したが、コンチネンタルGT650のそれは圧倒的に少なく、ロイヤルエンフィールド社の実力を思い知らされた。

続いてハンドリング。前後18インチというホイール径は現行W800と同じで、タイヤ幅も共通だ。ホイールベースは1398mmとやや短めながら、高速巡航時の直進安定性は良好。前後サスの動きは決して上質ではないものの、しなやかなフレームと相まって路面のギャップをうまくいなしてくれる。峠道での走りもなかなかで、セパハンに頼らず腰を引いた後ろ乗りを意識すると、舵角主体で気持ち良くコーナリングできる。なお、標準装着タイヤのピレリ製ファントムは、トレッドパターンこそ往年のものだがグリップ力は十分以上。マシンの雰囲気とも合っており、この選択は大正解だろう。

ブレーキは、フロントのフローティングディスクにブレンボ、キャリパーにその傘下であるバイブレ製を採用しており、高いコントロール性を実感した。薄く見えるシートも乗り心地が良く、長旅も楽しめるだろう。

1/2ページ

最終更新:9/19(木) 17:31
WEBヤングマシン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事