ここから本文です

韓国球団「日本キャンプ続々中止」の裏に文政権の影

9/19(木) 9:05配信

JBpress

 日韓関係の悪化はプロ野球界の今後にも暗い影を落としそうだ。

 韓国のKBOリーグ(韓国プロ野球リーグ)に所属するプロ野球球団が今秋、日本で行う予定だった秋季キャンプの実施を続々と取り止めている。すでに日韓の複数のメディアでも報じられているようにサムスン・ライオンズと起亜タイガースが沖縄、ハンファ・イーグルス、斗山ベアーズ、KTウィズが宮崎、LGツインズが高知と、KBOリーグの6球団は各キャンプ地の自治体関係者側に中止する意向を通達。一部スポーツ紙によれば、SKワイバーンズも鹿児島で今秋に予定している秋季キャンプの実施を保留しているという。

李明博政権で首相を務めた鄭雲燦氏。現在はKBO総裁になっている

■ 来年の春季キャンプにも影響か

 各球団はいずれも中止の理由について明言していないものの、昨今の韓国内における反日政策の激化が大きく影響していることは間違いない。実際に沖縄、宮崎、高知の各自治体関係者も複数のメディアに「KBOリーグの各球団側は『韓国国内の情勢を考慮すれば、日本でキャンプを行うことは大きな反発を招く流れにつながる』と中止の理由を説明していた」と口をそろえている。

 10月7日からNPB(日本野球機構)が開催する「みやざきフェニックスリーグ」にはサムスンとハンファ、斗山のKBOリーグ3球団が予定通り参加するとはいえ今後、日韓の両球界に大きなしこりを残すことは避けられそうもない。

 近年、KBOリーグ所属の韓国球団が日本で春秋ともにキャンプを実施する流れは珍しくなくなっている。今年春もKBOリーグの7球団が日本国内で春季キャンプを行った。

 だが今秋、その韓国の6球団がキャンプ中止を決定したことで来春にも余波が広がりそうな気配が漂う。

 沖縄県の自治体関係者は「さすがにまだ来年の春季キャンプに関しては韓国の球団側から、何も具体的な話を聞いていない。ただ今の日韓の緊迫した状況と照らし合わせれば、先方から『次の春も行けない』と通達されても何ら不思議はないでしょう」と半ば諦め気味に肩を落とす。

 韓国の球団とはいえプロチームのキャンプ地となれば来訪者も増え、それなりの経済効果を生み出す。ソロバンを弾いていた自治体側や地元関係者にとって、呼び物が来ないとなると見込んでいた収入源は断たれ、大きなダメージとなるのは言うまでもない。

■ 「我々は日本で秋季キャンプしたかったが」

 「もちろんNPBのセ・パ12球団とは比較するレベルではないですが、韓国の球団でも沖縄でキャンプを行えば見に来るファンの方々がいらっしゃいます。去年までも韓国から観光を兼ねて来日する人が結構多くいましたよ。

 それに沖縄県内でキャンプを行っているNPB球団との練習試合も定期的に組まれるので、その際はより多くの来場者で賑わいます。我々としては地域の活性化と日韓交流が同時に果たせて、とてもいい形になっていると考えていたのですが・・・。このままでは、その継続も難しくなってしまいそうです」(前出の沖縄県・自治体関係者)

 だが一方、この〝ドタキャン騒動〟の裏側では日本の自治体側に対し「我々としては日本で秋季キャンプを行いたかったが、どうしても周りがそうさせてくれなかった」と本音を漏らした韓国の球団関係者がいたことも明らかになりつつある。

1/2ページ

最終更新:10/10(木) 8:45
JBpress

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事