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子どもが欲しい妻と男性不妊の夫、涙の話し合いのすえ選んだ道は…

9/19(木) 8:48配信

女子SPA!

 様々な理由から子どもを産めない女性は、「産めない」と「産みたい」の葛藤の狭間で苦しい思いをしていることも多いように思います。しかし、子どもがいるから幸せだとは限りません。今回は男性不妊を経験したある夫婦の「幸せの形」を取材しました。

まさか俺が男性不妊だなんて…

 神奈川県に住む小林健太さん(35)は、5年前に妻・瞳さん(32)と結婚。年齢的に焦りを感じていた瞳さんの願いもあり、夫婦は結婚してすぐに子どもを作ろうと努力しました。しかし、1年半経っても子どもに恵まれず、不安になった健太さんは夫婦で近所のクリニックへ行くことを決意。すると、「無精子症」であることが判明したのです。

「恥ずかしい話、それまで『不妊』という言葉は自分たち男性には関係のないものだと思っていました。しかし、目の前にいきなり病名を突きつけられて妻に申し訳なくて……。何度もごめんと謝りました。」

 無精子症は精子が作れてはいるけれど、通り道で詰まっていて出てこられない「閉塞性無精子症」と、精子をうまく作ることができない「非閉塞性無精子症」に分けられます。健太さんは「非閉塞性無精子症」。

「非閉塞性無精子症」はひと昔前までは子どもを得ることは不可能だといわれ、非配偶者間精子提供(AID)が子どもに恵まれる唯一の選択肢だとされていましたが、現在では顕微鏡を用いて精巣内の精子を探し出す「顕微鏡下精巣内精子採取術」により精巣の中で精子が見つかり、男性不妊を乗り越えている人もいると言われています。

 しかし、健太さんはどうしても手術に踏み切ることができませんでした。

「自分たちの子供はたしかに欲しかったです。でも、恐怖のほうが勝ってしまいました。手術への怖さももちろんありましたが、それ以上に怖かったのは、もし手術が成功しなかったら終わりのない不妊治療に2人とも疲労困憊していきそうな気がしたんです。子どもを作るためだけに一緒にいることになりそうだと思って、それは幸せなのかと思いました。」

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最終更新:9/19(木) 8:48
女子SPA!

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