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子ども支援・地域貢献を行う新しいスポーツ協賛 日本サッカー協会のJYDとパートナー企業が共創する未来

9/20(金) 15:02配信

オーヴォ

 日本サッカーの発展や、次世代選手・指導者の育成などを目指す日本サッカー協会(JFA)のプログラム、JYD(JFA Youth & Development Programme)。このJYDに賛同するパートナー企業5社は、従来の広告をベースとするスポーツ協賛の枠組みを超え、子ども支援や地域貢献などの社会的課題や経営的課題を解決しようと、“協働”という新しい形態をスタートさせている。9月17日、この協賛企業の取り組みを紹介する、JYDスポーツマーケティングカンファレンスが東京都内で開催された。

 カンファレンスでは「子ども支援・地域貢献」をテーマにキッズ巡回指導活動を行うトヨタ自動車や、熱中症対策講座を行うキリンビバレッジの取り組みをはじめ、アイリスオーヤマの「スポーツ施設整備推進」、モルテンの「サッカーボールの進化」、明治、ニチバンによる「フィジカル&メディカル」といった各企業の取り組みが紹介された。

 「子ども支援・地域貢献」のテーマで紹介されたトヨタ自動車は、子どもたちの心身の健全な発達のために、全国の幼稚園などでサッカーを通じて「キッズ巡回指導」や「交流イベント」などのキッズプログラムをJFAと協働している。



 2017年からスタートした同社の取り組みでは、全国各地のトヨタ販売店などの社員がJFA公認の指導者(キッズリーダー)養成のライセンスを取得し、巡回指導を行っているという。ライセンス取得者数はすでに900人に上り、社員と各地のサッカー協会が協力し、外遊びの機会が少なくなった現代の子どもたちに外遊びの喜びを伝えている。

 全国各地で展開するには、まだスタッフが不足しているという課題はあるが、新入社員のコミュニケーション能力の向上や地域貢献など、多くのベネフィットをもたらしているという。



 登壇したトヨタ自動車の狩野祐二氏(第1国内販売部プロジェクトリーダー)は「私たちは地域のお客様に支えられておりますので、このような地域貢献活動ができないものかと考えていました。地域や子どもたちの成長のために、こういうことに参加できるのは企業としての喜びです」と語っている。



 また今年度から、JYDテクニカルパートナーとなったキリンビバレッジは、子どもサッカー教室を開催するほか、熱中症対策・水分補給の重要性を若手選手に伝える選手育成事業、指導者養成事業に特化して協働を始めた。

 先月は、U-12年代の選手や指導者を対象に、熱中症アドバイザーの資格を取得した社員による、熱中症対策講座を開催。清涼飲料水メーカーならではの強みを生かした講義では、運動前・運動後の水分補給方法のほか、今後は免疫などのテーマも扱うという。また、芝の苗植えなどで校庭や園庭の芝生化を行う「グリーンプロジェクト」にも参画し、子どもたちのスポーツ環境の充実も目指す。



 登壇した北澤豪JFA理事/JYDアンバサダーは、「近くのトヨタカローラの販売店がスポーツを教えてくれるというのは時代の変化だと思う。熱中症の問題はスポーツだけの話ではなく、高齢者の問題でもあります。お互いの強みを生かした協働の仕方が見えたのではないかと思います」とコメントした。

 JYDと協賛企業の協働はまだ始まったばかりだが、JYDへの参画は企業にとって、子ども支援などの社会貢献を具現化する新しいスポンサーシップの形だ。まさに地域や次世代の子どもたちの明るい未来を共に創っていく取り組みと言える。

最終更新:9/20(金) 15:16
オーヴォ

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