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西武・牧野翔矢 可能性は無限大!“2回り小さい森友哉”/ファーム

9/20(金) 11:01配信

週刊ベースボールONLINE

 森友哉の、史上4人目となる『捕手の首位打者』の偉業達成が目前に迫っている。今季のほとんどの試合で先発マスクをかぶり、正捕手の地位を完全に手中に収めた。だが、早くもファームでは“次の正捕手”作りが大きなテーマとなっている。その筆頭候補が高卒ルーキーの牧野翔矢だ。「まだ何もないからこそ、やればやるだけ良くなっていく。“未完成”が最大の魅力」と野田浩輔二軍バッテリーコーチは目を輝かせる。

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 最もポテンシャルを感じさせるのは、「意表を突く強気のリード」だという。「経験がなくて怖いもの知らずだからできる配球」という見方もあるが、「高校のとき、よくワンパターンで打たれてしまった。まして、ここはプロ野球の世界。打者のタイプ、狙いなどを考えて、ワンパターンではなく、違うほうに散らしながら、うまくやっていこうと思っています」と牧野本人はしっかりと意図を持っての配球であると話しており、「野球“勘”という意味で、面白いものを持っている」と大先輩・星孝典も称賛する。

 また、「ほかの先輩捕手に言っていることを、横でしっかりと聞いている」(野田コーチ)、「試合中も必ず投手の横に行って、『あれ、どうでしたか? こっちいけましたか?』など、聞きまくっている。捕手の中で、一番投手と話していると思う」(星)など、貪欲さにも長ける。

 森、岡田雅利など西武の捕手陣は打撃力も兼ね備えているだけに自ずと他チーム以上に打力も求められるが、その点でもきれいなスイングは将来性を大いに感じさせる。「来季は二軍でクリーンアップを打てるように」とコーチ陣からの期待も高く、本人も「打率を残して、森さんに少しでも近づきたい」を目標に掲げる。

 現状、“2回り小さい森友哉”と表現される18歳の逸材。そのスケールをどこまで広げていくか。可能性は無限大だ。

『週刊ベースボール』2019年9月30日号(9月18日発売)より

文=上岡真里江 写真=BBM

週刊ベースボール

最終更新:9/25(水) 15:42
週刊ベースボールONLINE

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