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テレ東・相内優香アナと相内ユウカの「微妙な関係」

9/20(金) 11:01配信

FRIDAY

「私は『WBS(ワールドビジネスサテライト)』という経済番組でフィールドキャスターを務めているのですが、そこで生まれた私の分身、『相内ユウカ』が番組の枠を越えて活躍しています」

本誌未掲載カット有り! 相内優香アナ スタジオ密着ルポ

青い髪に青い瞳、ミニスカがセクシーな相内ユウカは、テレビ東京初のVチューバーアナウンサーだ。ちなみにVチューバーとは、CGで創ったアバター(分身)を使って動画配信をするユーチューバーのこと。相内ユウカを操るのはリアルアナウンサーの相内優香(33)なのだが、性格は正反対。プロ顔負けのアニメ声で毒舌を連発する”ギャップ”が大反響を呼び、この3月からテレビ東京報道局のYouTubeチャンネルで冠番組『相内ユウカにわからせたい!』(以下、『相わか』)がスタートした。

『相わか』は『WBS』の放送終了後、週1回ペースで生配信。『WBS』解説キャスターの滝田洋一・日本経済新聞編集委員(滝じい)と山川龍雄・日経ビジネス編集委員(タツオ)をCGのユウカがツッコミ倒すという異色の経済番組なのだが、配信開始から半年で書籍化が決まったという。相内アナが打ち明ける。

「日本経済新聞出版社さんからお話をいただいたのが今年の4月くらいで、7月頭には原稿の確認、修正作業が始まりました。テレビ東京って、ベンチャー企業なみに意思決定が速いんです(笑)」

タイトルは『Vチューバー相内ユウカが経済ニュースわかるまで聞いちゃった。』 (9月12日発売)である。

「『相わか』って一応、事前に解説キャスターの滝じいやタツオと打ち合わせをするんですが、1時間ほど雑談をして終わり。台本はペラ1枚で、ほぼアドリブでしゃべっているんです(笑)。だから、書籍化にあたってユウカと滝じいたちのやりとりを文字に起こしてみたら、言い過ぎていたり、逆に言葉足らずだったり、直すべき箇所がかなりあった。番組のコンセプトが〝ユウカに経済をわからせる〟だから、会話の主体はどうしても解説キャスターになる。ユウカの相槌が『フーン』とか『そうね』なんて薄かったのも修正ポイントでしたね」(相内アナ)

経済用語は欄外で解説。番組内で使ったフリップ類も再掲載される。書籍化にあたって取り上げたのは「景気とは何か?」「アメリカとイランの対立」「米中摩擦」「年金」など、「今」に限定されない普遍的なテーマだ。

「どのテーマも終わりの部分で滝じいやタツオの解説『ニュースそれから』で締めます。入り口こそ柔らかいですけど、ガッツリ、経済本になっています。『Vチューバーのユウカを紙にしてしまったら、彼女の世界観が伝わらないのでは?』という声もありましたが、本の表紙にスマホをかざしてもらうと、画面上でユウカが話し始める仕掛けをしています。ユウカの元となったイラストとか、絵コンテなどの秘蔵資料も収録しています。『WBS』から入った方もYouTubeから入った方も楽しめて勉強になる、かわいくてポップな経済本になっています」

◆「私、ユウカに支配されている?」

相内アナの想像を超えるスピードで展開する、Vチューバープロジェクト。『WBS』のMCを務める大江麻理子キャスター(40)など、同僚のアナウンサーからは羨ましがられるという。

「アナウンサーって言葉遣いとか、制約がたくさんあります。『滝じい』だなんて、口が裂けても言えないし、『タツオも成人誌買うの?』なんてツッコミはご法度。ところが、相内優香がやると失礼なことも、相内ユウカなら許される。タツオも『コンビニでは成人誌は買わないかなぁ』なんて答えてくれるわけです(笑)。視聴者が『これ、タツオが解説してたよね』なんて親しみのこもったツイートをしているのを見て、この企画をやってよかったなと思いました」

“おカネが大好きでドSで毒舌”というユウカとの二刀流。始めた当初は、妙にSっ気が強くなっている自分に気づいて「私、ユウカに支配されている?」と驚いたこともあった。だが、いまでは「ユウカに助けられている」と言う。

「イヤなことがあったり、落ち込んでいるとき、ユウカになってアニメ声で毒を吐きまくっていると、悩みなんてどうでもよくなるんですよ(笑)」

相内アナはいわゆる「中の人」だ。しゃべりながら、パソコンでアバターの表情を操作せねばならない。当初は声に動きが遅れてしまったり、シリアスな場面でアバターを笑わせてしまったりしたが、現在はほぼノーミスで操っている。

「頭の中も、アニメ声で『ウフフ、ウフフッ♡』って2回くらい笑うとユウカに切り替わるようになりました(笑)。Vチューバーアナウンサーは他局にもいますが、『WBS』での10年の蓄積がユウカの強みです。この本の中でユウカは”WBSのレギュラーキャスターを狙っている”と打ち明けていますが、いつか『ヴァーチャルWBS』を実現させたいと思っています。滝じいやタツオを連れて出張ライブをしてもいい。他社さんとコラボするのも面白い。楽しみにしていてくださいね、ウフフ♡」

相内アナとユウカの試みが、令和のアナウンサー像を変えるかもしれない。



『FRIDAY』2019年9月27日号より

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最終更新:9/20(金) 12:14
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