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被災時に持っていると役立つ物 蛍光テープ、食品ラップなど

9/20(金) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 台風15号が残した爪痕は大きかった。暴風雨により送電用の鉄塔や電柱がなぎ倒され、千葉県では一時、約60万軒の大規模停電が発生、3万戸以上で断水した。電気・水道が使えない世帯が多いなか、千葉県を酷暑が襲い、被災地では熱中症が多発。高齢者3人の死亡が確認された。

【写真】千葉県でなぎ倒された電柱。被害は甚大だった

 台風一過から1週間が経っても、なお約12万5000軒で停電が続き、完全復旧にはさらに2週間程度かかるという(9月15日現在)。

 千葉県大網白里市の自宅で被災したノンフィクション作家の柳原三佳氏は、停電のなかでの約50時間の体験をこう語る。

「地震や台風などに対する備えは十分にしていたつもりでしたが、予想していなかったのは“暑さ”でした。日中の気温は35℃を超え、体を冷やしたいのに、冷たい水すら飲めませんでした。

 私は84歳の母と2匹の犬と一緒に車の中に避難していましたが、結局、停電が起きていない浦安市の娘の家まで運転して移動しました。車がなければどうなっていたかと思います」

 万全の備えをしたつもりでも、想定外の事態が起きれば、意外な“盲点”に気づかされる。台風・豪雨の被災経験者が、「準備しておいて良かった」「足りなくて困った」と感じたものは何か。

◆「蛍光テープ」で暗闇でも転倒防止

 停電に伴い、深夜の自宅が真っ暗闇となり、多くの人が灯りなしで過ごすことを余儀なくされた。

「暗闇では慣れている自宅ですら身動きが取れなくなり、どこに何があるかも分かりませんでした。唯一見えたのは、夜間にジョギングをする時に使っていた蛍光色のタスキでした」(千葉在住の60代男性)

 暗闇で発光するテープを持っておくと、避難時に通路の動線の目印になる。

「暗闇で転倒してしまうと、高齢者にとっては骨折などのリスクにつながります。足元を照らすライトだけでなく、部屋のドア、通路、階段などに蛍光テープを貼っておくのも良いでしょう」(『シニアのための防災手帖』を監修した一般社団法人「地域防災支援協会」代表理事の三平洵氏)

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最終更新:9/20(金) 7:00
NEWS ポストセブン

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