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板尾創路&西田シャトナー、『関西演劇祭』を演劇界の“出会いの場”へ「逸材を発掘したい」

9/20(金) 8:10配信

コンフィデンス

■劇団の個性が現れる45分の公演

 ゲスト審査員には、民放キー局のプロデューサーや、映画関係者などの参加も予定されており、まさに演劇界とエンタテインメントシーンの“出会いの場”という意味合いも強いという。

「プロデューサーは、常に人材を探しています。僕自身も映画監督をやっていますが、作品を撮り続けている監督やプロデューサーにとって、良い脚本家や役者は常に囲っておきたいという思いがある。東京の人たちは、なかなか大阪まで演劇を観るために足を運ぶ機会も少ないだろうし、コンパクトな日程で1日に何組もの劇団の公演が観られる機会は、貴重だと思います」(板尾)

 本公演における1劇団45分という持ち時間について、西田は「作・演出をやっている人間からすると、ちょうどいい時間だと思います。もちろん2時間の作品に比べると、45分で到達できる深さには限界がありますが、稽古時間という見方をすれば、作品に込められる練習量は増えるわけです。しっかり構成すれば、それぞれの劇団の個性が現れる完成度の高いおもしろい作品に仕上げられると思います」と利点を挙げる。

 最終日には表彰式が行われ、審査員特別賞、脚本賞、演出賞、ベストアクター賞、ベストアクトレス賞、観客賞が用意されている。しかし、板尾、西田ともに、あくまでコンペティションという意味合いではなく“出会い”と“楽しむ”という祭の要素を強調する。

「演劇は、祭りのなかの催しとして始まったものであり、楽しむことが本質。楽しい祭りとして広がっていくことに期待しています。その演劇の根源を豊かに楽しんでいける演劇祭になれば」(西田)

■関西の小劇場界の逸材を引っ張り上げる

 本演劇祭には、個性豊かな10劇団が参加する。西田は「関西の演劇を長く観てきた人たちの意見をしっかり取り入れて選ばれた劇団なので、どれもおもしろいはず。先入観を持たず、ジャケ買い的な感覚で観てもらえるといいかも」とラインナップへの期待を口にする。板尾も劇団のプロフィールをまじまじと見ると「僕はお笑いでも、コンビ名で笑わせようとするところは引いてしまうんですよ」と笑いながら、「『中野劇団』『東洋企画』とか劇団名が気になりますね。あまりにも普通すぎるじゃないですか。そこからどんなものが出てくるのかが楽しみ」と語った。

 板尾、西田ともに、関西出身だが、現在は東京を拠点として活動している。それだけに、地元の活性化は、自らの若かりし頃を思い出し、力が入るようだ。

「僕は大阪を離れて25年ぐらい経ちます。昔は芝居を打ちやすい小劇場もたくさんあったのですが、いまはそういう場所がなくなってきてしまった。でも逸材はいるという確信があるので、この演劇祭でそれを証明できたらと思っています」(板尾)

「関西の小劇場で演劇をはじめたのですが、劇団が解散して数年後に大阪を離れて15年経っているので、いまの関西の劇団がどんな芝居を作っているのか、なにが変わって、なにが変わっていないのか、すごく興味深い。まずはそんなところを楽しみたいと思っています」(西田)
(文/磯部正和)

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最終更新:9/20(金) 8:10
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