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「バンコク日本博」はなぜ熱い?

9/20(金) 5:00配信

商業界オンライン

日本語が話せるタイ人が仕事を求めてたくさん来社

 この読みは見事に当たったといっていいだろう。今回、日本からは仙台市産業振興事業団、製造業、IT企業などが、タイの日系企業としては各種製造業や商社、美容、食品、教育、コンサル、IT、医療機器メーカー、人材紹介会社など、合計43社が就職フェアに出展し、活況を呈した。とりわけ、2日目、3日目の土日には、日系企業に関心があるタイ人たちが熱心にブースを回り、相談を行っている。

「バンコク日本博」内で就職フェアを主催した、タイ最大手の人材紹介会社パーソネルコンサルタントの代表取締役・小田原靖氏は言う。

「初日は、就職ゾーンまでの人の導線がなかなか定まらず、ブースの場所によって集客にかなり大きな差が出るという問題もありましたが、最終的には予想より多くの方に興味を持っていただきました。企業をPRする良い機会になったと感じています。日本語を勉強している来場者も予想以上に多く、中にはN2やN1(日本語能力試験が認定するレベル、N1は最上位)を持っている方もたくさんいました。『日本博』が終わった後、弊社にも日本語が話せるタイ人の方が仕事を求めてたくさん来社されましたが、これは確実に『バンコク日本博』効果でしょう」

からあげ棒、肉巻きおにぎりなどB級グルメ屋台が抜群の集客力 例年同様、集客力のある食やトラベルのブースも盛り上がった。例えば、昨年よりもブースの数を拡大して出展に臨んだマルコメタイランド(マルコメのタイ現地法人)は、初めてタイの人気アイドルを呼んでプロモーションを実施。タイ人来場者が楽しそうにみそ汁を試食し、商品を購入していく光景は、タイにおいてみそ汁の普及が着実に進んでいることを実感させた。

 タイで日本スタイルの料理教室を運営するABC Cooking Studioのブースには、その場で体験レッスンやレギュラーコースを申し込むタイ人が相次いだ。ただ日本の食を楽しむだけでなく、日本的なやり方でお菓子やパン作りを学びたい。体験価値を重視する消費者ニーズの表れだ。

 会場には、からあげ棒、肉巻きおにぎり、焼き鳥、抹茶ドリンクなど、たくさんのB級グルメが屋台形式で導入され、抜群の集客力を発揮していた。こうした日本の食やトラベルがフックとなり、多くの来場者を集めたことは間違いない。

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最終更新:9/20(金) 5:00
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