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ますます可憐に、華やかに。松坂慶子さんの幸せオーラの秘密。

9/20(金) 21:30配信

クロワッサンオンライン

「人を演じる仕事が俳優だから、90代でも続けたい。」

女優として50年以上のキャリアを重ねた今もなお、フレッシュさ溢れる演技で皆を魅了する松坂慶子さん。その魅力の源を聞きました。

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「実は2015年ぐらいに、女優の仕事にひと区切りつけようかって考えていたんです」

昨年、NHKの大河ドラマ『西郷どん』で主役・西郷隆盛の母親役、今年3月まで放映された連続テレビ小説『まんぷく』でもヒロインの母親役を演じて、芯の強さやひたむきさ、可愛らしさで強い印象を残した松坂慶子さん。意外な告白には続きがあった。

「人生ってわからないものですね。まさかこんな流れが自分にくるなんて。ドラマの反響の大きさにはびっくりしたんです。一緒に仕事をしている素晴らしい仲間から刺激を受けて、辞めなくてよかったと思った昨年でした」

おっとりと柔らかな物腰、温かく周りを包み込むような笑顔。妖艶な美しさも、童女のようなあどけなさも併せ持つ女優として一世を風靡してきた松坂さんだが、2人の娘たちが大人になる大事な時期だけに、母として家にいて見守りたいという気持ちが大きかったそう。

“エイプリルフールの奇跡”が起きる。 憧れの大監督から、オファーが!

「ちょうど2015年はNHK大河ドラマの『花燃ゆ』、映画『べトナムの風に吹かれて』の主演といい仕事が続いて、なんだか最後の花道を用意していただいたような気がしていたんです。これまで幸せな女優人生だったし、そろそろ潮時かしらって」

ところが、翌年“エイプリルフールの奇跡”が起きる。世界に名だたる巨匠チェン・カイコー監督から日中合作映画

『空海ーKU-KAIー美しき王妃の謎』の出演依頼が、まさに4月1日にもたらされたのだ。

「長年憧れていたチェン・カイコー監督からオファーがくるなんて夢にも思っていませんでした。もううれしくて、もちろんお引き受けして中国の撮影に臨みました。そのスケールの大きさといったら! 6年もの歳月をかけて、東京ドーム8個分の広さに唐の都・長安のロケセットを作り上げていたんです。そこに立つだけで唐の時代の人物になれたような気がしました」

松坂さんが演じたのは日本から遣唐使船に乗って唐に渡った女性・白玲。遣唐使のひとり、阿倍仲麻呂に長年思いを寄せる役だった。

「映画作りの原点を忘れていない監督の真摯な思いが貫かれている現場で、映画人の熱い思いが伝わってきて感動しました。身の引き締まる思いで、もう引退なんて考えないで仕事していこうと思ったんです」

その出演者の中に中国の名女優、チン・イーさんがいたことも、松坂さんの気持ちを変える契機になった。

「撮影当時96歳でいらっしゃいました。その演技を拝見して、私も元気でいられるなら90代まで女優を続けたいって思いました。俳優って人を演じる仕事だから、いくつになっても必要なんですよね。世界が広がりました」

映画は昨年公開されて大ヒット。松坂さんは『西郷どん』『まんぷく』と仕事が続き、充実した1年になった。

「私は映画で育てられてきた経験から、女優とはひとりで役を突きつめる孤独な仕事だと思っていたところがありました。でも、空海の映画や『西郷どん』『まんぷく』と、みんなでいいものを一緒に作り上げていく気概にあふれた温かい現場に入って、改めて女優という仕事の面白さがわかった気がします」


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最終更新:9/20(金) 21:30
クロワッサンオンライン

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