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知らないうちに進行してる!?新たな国民病として注目される「慢性腎臓病(CKD)」とは?

9/20(金) 17:50配信

OurAge

慢性的に腎臓が障害されたり、腎臓の機能が低下した状態が続く「慢性腎臓病」。日本では成人の8人に1人が当てはまるといわれているほど身近な病気で、今、新たな国民病として注目されているという。日本腎臓学会、日本高血圧学会で専門医・指導医を務める木村健二郎さんに、話をうかがった。

まずは、定期健診の結果からの、とある相談をご紹介しよう。
「定期健診で、GFR(糸球体濾過量)の数値が50で、腎機能が低下していると言われました。放っておいていいものでしょうか?」

この問いに対する木村先生の答えは、次のとおり。
「慢性腎臓病(CKD)の可能性があります。専門医にかかり、診断を確実にすること。必要なら生活習慣を修正します」

腎臓の働きは大きく5つある。
1.血液を濾過して老廃物を排出する。
2.体液の浸透圧、イオンバランスやpHを調整する。
3.塩分の排出量をコントロールして体液量や血圧を調整する。
4.血液(赤血球)をつくるホルモンを分泌する。
5.ビタミンDを活性化し、骨をつくるカルシウムの吸収を助け、骨を強くする手助けをする。

こうして、各臓器が正常に働くように、内部環境をつねに微調整をして、最適な状態に維持しているのだ。

腎臓の機能が低下し末期腎不全になると、生命を維持することが難しくなり、透析療法や腎移植といった治療が必要になる。さらに、心血管疾患を発症する危険性も高まる。
「そうならないためにも、慢性腎臓病は早期に発見して、軽度のうちに対策を取ることが重要です」と木村先生は話す。

ではどんな対策が取れるのか。まず、自分で行う対策としては、下の4つがある。
1.喫煙している場合は禁煙 
2.バランスのよい食事を心がける
3.軽い運動(1日30分以上を目標に)を習慣に
4.肥満がある場合はダイエットをする 

さらに病院ではどんな治療を行うのか、次回詳しくお伝えする。

イラスト/macco  取材・原文/山村浩子

最終更新:9/20(金) 17:50
OurAge

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