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理想の排便姿勢とは? 誰にも聞けないウンチにまつわる素朴な疑問

9/20(金) 12:07配信

Tarzan Web

ウンチQ&A。排便機能専門医の神山剛一先生に答えていただきました。

年齢性別でウンチは変わる。

下痢は男性に多く、便秘は女性に多い。そんな印象があるけれど、これは案外間違っていない。「平成28年国民生活基礎調査」によると、下痢の割合は男性1.8%、女性1.5%とやや男性優位であり、便秘の割合は男性2.5%、女性4.5%と女性優位なのである。

「女性は出産に備えて骨盤が骨格に対して相対的に大きく、それだけ多くの便が溜められます。反面溜めすぎると排便が難しくなり、その分だけ男性よりも下痢が少なく、便秘が増えるのでしょう。女性ホルモンも、おそらく関係しています」

同調査で年代による変化を見ると、下痢は年齢であまり変化しないのに、便秘は男女とも加齢で増える。加齢で食が細くなりウンチの材料が減り、押し出す力も衰えるためだろう。

便秘解消には水をたくさん飲んだ方がいい?

便秘予防のために水分を多めに摂る人もいる。水が足りないと脱水するのでNGだが、水をたくさん飲んだからといって便秘は治らない。

すでに触れたように、小腸に流れ込む液体の総量は1日9Lほど。そのうち飲み水は通常1~1.5Lで、残りは唾液や膵液や腸液といった消化液だ。ゆえに飲み水を多少増やしても、小腸に流入する水分の総量は大きく変わらず、ウンチを作る大腸に入る水の量も大差はない。

水をいくら飲んでも、大腸の蠕動運動が何かの要因でスローダウンすると再吸収される水分が増えてウンチは硬くなり、便通はたちまち悪くなる。

水を飲みすぎても腎臓からオシッコとして排泄されるからとくに支障はないけれど、便秘解消を期待しすぎるのはお門違いなのである。

サプリメントや青汁で下痢が起こることもある。

良かれと思って摂っているものが、想定外に便通を乱すこともある。

典型がサプリメント。サプリによる便通悪化の引き金となるのは、成分を包んでいる錠剤やカプセルに使われているセルロースである。セルロースは難消化性デキストリン。摂りすぎると大腸の蠕動運動を刺激して通過スピードが速まり、下痢を誘発しやすい。サプリを1日に1~2カプセル飲むくらいなら平気だが、毎日大量にサプリを摂っている人は要注意である。

意識高い系の好物である青汁やグリーンスムージーも摂りすぎは×。

「飲みすぎて食物繊維が一度に大量に入ると蠕動運動が亢進して下痢を起こしたり、逆にウンチが量的に増えすぎて便排出障害による便秘を起こしたりするケースもあります」

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最終更新:9/20(金) 12:07
Tarzan Web

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