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約130点も出品!『バスキア展 メイド・イン・ジャパン』は2019年絶対に見るべきアート展です。

9/20(金) 17:20配信

Pen Online

2019年、絶対に見るべきアート展と断言します。『バスキア展 メイド・イン・ジャパン』……20世紀の最重要アーティストを、日本で初めて本格的に紹介する待望の展覧会です。9月21日からの会期に先立って行われた報道内覧会で、改めて圧倒されました。出品作はなんと約130点!見どころをいち早く紹介します。

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展覧会は1980年前後、グラフィティから本格的なアートへの道を歩み始めた初期作品からスタートします。「HERO」のコーナーでは、ブルーを背景に頭部を描いた『無題』(1982年)に惹き付けられるはず。オークションで前澤友作さんが123億円で入手したニュースを記憶している方も多いでしょう。画面の隅々まで生命力がみなぎる傑作です。今回は、自画像も数点出品。併せて見るとバスキアが描こうとした「人間」の強さがひしひしと感じられます。
また、展覧会名にある「MADE IN JAPAN」のテーマは、東京の展覧会でなくては実現しなかった切り口。日本にまつわる言葉や絵が描かれた作品は、細部までじっくり見たいものです。バスキアの敬愛するジャズ・ミュージシャン、チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーらとともに「トーヨーのおりがみ」の絵も。コミックなどバスキアの関心がうかがえる「CARTOON」、アーティストの手から絵が、言葉がほとばしる瞬間が見えてくるような「DRAWING」など、バスキアというアーティストの世界の豊かさをしっかりと伝える構成が考えられています。

『無題』(1982年)はポスター等でもお馴染みですが、実際に目にするとそのダイナミズムを前にやはり名作だと納得します。Jean-Michel Basquiat, Untitled, 1982 Yusaku Maezawa Collection, Chiba

黄色の作品『オニオンガム』は「MADE IN JAPAN (C)」の言葉が描き込まれた、展覧会のテーマを象徴する一点。

ためらいのない筆致の魅力あふれる絵に加えて、丹念に言葉を描き込んだバスキアの大作が並ぶラストの展示室は圧巻。ジャン=ミシェル・バスキアのアートが放つバイブレーションを、あなたの目と脳で、感じてください。

写真・文:Pen編集部

最終更新:9/22(日) 10:56
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