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「家事4時間、育児8時間」論争。日本の主婦は無駄な家事をやりすぎているのか

9/20(金) 14:30配信

webマガジン mi-mollet

 先日、NHKで日本の既婚女性は家事を平日に1日平均4時間23分、12歳未満の子どもがいる家庭で育児は平均8時間52分しているというニュースが流れ、SNSなどで「無駄な家事に時間をかけすぎているからだ」「やったことのない人は名もなき家事の負担感がわからないのだ」と賛否両論の大論争になっていました。国立社会保障・人口問題研究所の第 6 回全国家庭動向調査をもとにしたニュースでした。

まず皆さん冷静になってほしいのですが、調査概要を見ると、このアンケートは60歳以上が回答者の43.8%を占めています。39歳以下が15.8%しかいないのに対して、40歳代が20.2%、50歳代が20.0%、60歳代が23.7%、70歳以上は20%。妻の職業の構成割合については触れられていませんが、多くが専業主婦であることが推測されます。公表資料では言及されていませんが、親の介護をしているケースもあるかもしれません。それも入れれば年配の専業主婦の家事時間が1日4時間半以上あっても不思議ではありません。

実際に、妻の平日の家事時間を従業上の地位別にみると「常勤」の 187 分、「パート」と「自営」が 261 分、大部分が専業主婦である「その他」が最長の 352分です。常勤の場合の3時間強は、家族がいる人で自宅で食事をしていればそれくらいかかるかなという気がします。まず、朝起きて仕事に行くまでに朝ごはんを作ってその片づけをする30分~1時間と、帰宅して寝るまでの間。夜、なんやかんやと夕飯の支度と洗い物、洗濯や片付け、次の日の準備等をしていたら時短メニューなどを駆使しても1時間程度はかかりそうですし、2時間程度かける人もいるでしょう。子供がいたら掃除する頻度も増えます。

ちなみに育児については、一番下の子の年齢別に妻の 1 日の平均育児時間をみると、「0~2 歳」で 716 分、「6~8 歳」 で397 分と年齢によって大きく差があります。妻の従業上の地位別では、「常勤」が 378 分、「その他(専業主婦)」は 737 分。要は子どもが幼稚園に行っていない専業主婦は子供が起きている時間のほぼすべてを育児時間になるわけです。これは本当に大変だと思います。

では子どもが学校に行っている共働き家庭ではどうでしょうか。朝、学校に行くまでの1時間程度、放課後は学童などに行ってもらって、その後帰宅したとして18時から子どもが寝るまでの間……と考えると常勤の6時間は長い気がしますが、常勤の中にも時短勤務制度などを使って早く帰っているケースもあれば、子供の寝る時間が遅くなっているケースもあるかもしれません。

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最終更新:9/20(金) 14:30
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