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「ビームス ゴルフ」がゴルフウエア界で“独り勝ち”している理由

9/20(金) 8:01配信

現代ビジネス

 先月開催されたAIG全英女子オープンで渋野日向子選手が優勝し、日本人で42年ぶりのメジャー制覇として話題を集めたのは記憶に新しい。ご本人の明るく清々しいキャラクターとともに、おしゃれなファッションに注目が集まった。

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 彼女が身に着けていたのが「BEAMS GOLF」。セレクトショップの雄であるビームスが手がけるゴルフウエアブランドだ。どんな経緯で生まれて今にいたったのか、成功の要因はどこにあるのかを簡単にまとめた。

ゴルフウエアに“ファッション性”を

 「BEAMS GOLF(以下、ビームス ゴルフ)」が生まれたのは2011年のこと。「そもそもうちには、サーフィンやスケートボードなど、DOのためのウエアを扱ってきたという風土がありました。それをゴルフでもやってみようということから始めたのです」と話してくれたのは、同社の執行役員第三事業本部本部長を務める今泉丈夫氏だ。

 ゴルフウエアというと、“接待ゴルフ”という言葉に代表されるように、男性がビジネスの場として活用してきた歴史が長い。おしゃれと距離があり、街着としてのイメージは弱かった。その後70年代に「アーノルドパーマー」や「マンシングウエア」をはじめ、胸にワンポイントマークが付いたゴルフウエアが人気を集め、街着としても広まった。だがその大半は“働く男の休日着”であり、ファッション性を取り入れたブランドとは異なるところに位置していた。

 一方、スポーツ、アウトドアのウエア周辺、ランニングやヨガをはじめ、“山ガール”のように登山などは、女性の参加によってファッション性の高いウエアが広がっていった。ゴルフも女子選手の活躍と歩調を合わせるように、徐々におしゃれになってはいたが、他の領域からは一歩も二歩も遅れていた。

 そこに市場があるとみて参入したのがビームス。時代の潮流を読んで新しいことを仕掛けてきた同社らしい試みだ。「当時のゴルフウエア市場は1000億円と言われていて、決して大きな規模ではないし、新規参入組が即、大きなシェアを取れるわけではない。だからこそ逆に、ゴルフシーンだけでなく他でも着られるウエアということで、やりようがあると感じた」と今泉氏。ビームスが得意とするファッション性を土台に、ゴルフウエアとしての機能性も加味したウエアを展開することにした。

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最終更新:9/20(金) 8:01
現代ビジネス

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