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山崎樹範「崩壊シリーズ」初出演の前島亜美に「かわいくいてくれれば大丈夫」<Interview前編>

9/20(金) 7:05配信

ザテレビジョン

シリーズ第3弾となる「~崩壊シリーズ~『派』」が、10月18日(金)に東京・俳優座劇場で開幕。全国7カ所を巡演する。

【写真を見る】シリーズ初出演となる前島亜美は緊張した表情も見せていたが、山崎樹範のトークで笑顔に

今回も作・演出を務めるのは、人気お笑い芸人のコントをはじめ、数多くの人気バラエティー番組を手掛ける構成作家・オークラ。

オークラが「約2年ぶり3回目となる崩壊シリーズは、新たな布陣でこれまで以上に崩壊し、爆笑できる傑作舞台になる予定です。この予定が崩壊しないことを祈ります」とコメントしている同舞台で、第1弾から出演している山崎樹範が主演を務める。

ほか、伊藤裕一、上地春奈、大水洋介(ラバーガール)、梶原善が続投。そして、新たなキャストとして、数々の舞台で活躍している松島庄汰、安西慎太郎、前島亜美が本作より出演する。

「ザテレビジョン」では、山崎と前島の二人にインタビューを実施。前編では、作品への思いや意気込みなどを語ってもらった。

■ 山崎樹範「この作品に懸けている」

――シリーズ第3弾となりますが、意気込みを聞かせてください。

山崎:長いことお芝居をやってきた中で、胸を張って自分の代表作といえる作品だと思っているので、正直この作品に懸けている部分が大きいですね。ラストチャンスだと思っていますので、この作品をきっかけに売れたいと思っています。

オークラさんは、僕と同い年ですし、できればもう一花咲かせたいと思っているので、今作への意気込みは並々ならぬものがあります。

――3作品も続くと、やはり思い入れも強いと思います。

山崎:そうですね。やっぱり演じていて楽しいっていうのが、本当に大きいです。僕も単純ですから、目の前でお客さんが喜んでくださってる姿を見られるのが、一番のモチベーションになりますね。この舞台は、特に笑いがメインになっているので、笑いのリアクションが一番大きく返ってくるもので、お客さんとのキャッチボールがすごく楽しいですね。

――お客さんも山崎さんへ「何かしてくれるんじゃないか」と期待して見ています。

山崎:期待させているんですかね。でも、期待には応えないっていうスタンスで、ここまでやってきましたからね。何かやりそう、というにおいがあればいいわけで。実際に面白いことができるのかっていうと、この舞台は僕が考えたわけじゃないですし、基本オークラさんの頭の中のことなのでね。

僕は達者な人間ではないので「笑わせよう」ということは思っていなくて、「笑われる」でいいと思っているんですよ。いや、でも実際は面白いんですよ(笑)。どちらかというと面白い寄りなんですよ。ただ、本当に面白い人っていっぱいいるんです。仕事でバラエティー番組などに出演させていただいて、お笑い芸人さんと絡んだりすると、圧倒的にかなわないんですよ。

今回共演している大水君も本当に面白いですし、芝居も上手なんです。そんな方々と笑いで対抗しようなんて思っていないです。ただ、僕が主演なので、そこはオークラさんに“おいしく”していただこうと(笑)。

■ 前島亜美「新しい引き出しを求めてぶつかっていきたい」

――前島さんは過去の作品はご覧になりましたか?

前島:はい、映像で見せていただきました。本当に人気シリーズなので、今回携わらせていただくことを発表した際に反響がとてもありました。崩壊シリーズの新作を待っていた皆さまの喜びと、私のファンの方々からの「崩壊シリーズに出るんだ! おめでとう!」という声をたくさんいただいたので、待望の新作に出演できることをうれしく思いつつ、少し緊張もしているのでドキドキしています。

――オークラさんの作品は初出演となりますね。

前島:「崩壊シリーズ」って人間力で勝負するというか、本当に役者さんの魅力がたくさん出ているなという印象があります。なので、私も自分を“崩壊”させるくらいに、新しい引き出しを求めてぶつかっていきたいと思っています。

山崎:いや、かわいくいてくれれば大丈夫ですよ。

前島:本当ですか?

山崎:うん、崩壊しないで(笑)。

前島:じゃあ、かわいくいます!(笑)

山崎:(第2弾の時に)もし第3弾をやるならば…とプロデューサーさんに唯一お願いしていたのが「かわいい子を呼んでください」っていうことだったので(笑)。稽古場にかわいい子がいるだけでテンションが変わってくるんですよね。

――それは芝居の話ではなく、個人的な話ですね(笑)。

山崎:そうです。個人的な話です。本当に大事なんです。

前島:女子力を磨いていきます!

山崎:お願いします!

■ 小悪魔的な役に前島亜美「ドキドキ」

――前島さんの今回の役どころは「こいつ、俺のこと好きなんじゃない?」と思わせるタイプということですが?

前島:一言でいうと小悪魔的な思わせぶりな役ですね。周りの人を巻き込んで、振り回すタイプです。私は、どちらかというと人を振り回すタイプではないので、どのような役柄になるのかとても楽しみですね。これまでの舞台では、妹役やかわいらしい役が多かったので、21歳になって一人の女性として、このような役どころを演じられるのはとても楽しみですし、ドキドキもしています。

山崎:実際に勘違いした男性が言い寄ってくるみたいなことってあるんですか?

前島:言い寄ってくる?(笑) いや、私、全然モテないんですよ。

山崎:モテないの!?

前島:このことは、飲みに行った時に本当に相談したい話なんですけど…。

山崎:モテないのはまずいよ。あれだけファンがいるたのに、モテないの!?

前島:そうなんです! 私、モテないんですよ(笑)。

山崎:ということは、普段は小悪魔的要素はないってことなのかな?

前島:ないと思います。中身が多分、おじいちゃんみたいなんですよ。

山崎:おじさんは通り越しちゃったんだ(笑)。

前島:落語ばかり聞いていて、浅草にばかり行ってるので…。

山崎:浅草だと18時、19時には閉店だもんね。

前島:閉まっちゃったら帰らないと…って感じですよね(笑)。なので、小悪魔とはちょっと程遠いので勉強します!

山崎:今は“小ババア”だもんね。

前島:本当に“小ババア”です(笑)。良いワードいただきました! 使います、“小ババア”(笑)。

――今作では新しい“大人な一面”を見せていただけそうですね。

前島:今は舞台のお仕事に加え、声優の活動もさせていただいているのですが、声優のお仕事ではキャラクターを表現することを念頭にステージに立つことが多いので、このような作品に出演でき、自分自身を表現できることはとても勉強になりますし、うれしいので、新しい一面もたくさん見せていきたいと思います。

■ “崩壊”は「スタッフさんとの呼吸」

――「崩壊シリーズ」は物語が進む中で舞台も役も崩壊していきます。

山崎:稽古で作っていくので、最初にあがってきた台本が本番の間にも変わるんですよ。稽古でやって、オークラさんが直して、新しい台本が来て、という繰り返しなので、バランスはどうなるか分からないんです。稽古で役者が提示したことを台本に入れてもらったりもするので、日々変わっていくんです。だから、恐ろしいですよね。

でも、稽古はあっという間に終わるんですけどね。すぐ終わっちゃって、みんなすぐに飲みに行っちゃう(笑)。

前島:いいですね(笑)。

――前作までを拝見して、ドタバタした中にも緻密な計算やタイミング、間がとても大事だと感じました。

山崎:スタッフさんとの呼吸なんですよね。最終的に舞台が全部壊れたりするんですけど、基本的には裏方スタッフさんは3人で動いてるんですよ。役者さん同志の呼吸ももちろん大切なんですけど、顔が見えない中で、舞台を倒すタイミングをスタッフさんが決めるっていう信頼関係がすごいですよね。

第2弾の時からは、舞台監督さんが稽古を始める前に「こんな仕組みがあるんですけどどうですか?」「これがこうやって壊れますけど使えますか?」って提案してきてくれるんですよ。「役者、スタッフが一丸になって」とよく言いますけど、この舞台はまさにそれを体現していますよね。スタッフさんがすごいんですよ。全部壊した舞台を、昼と夜の公演の間で全部直しちゃうんですから。

――これだけ計算されていると、アドリブは出しにくいですか?

山崎:基本、アドリブはないですよ。アドリブっぽくはやりますけど。だいたいは稽古場でやってきた中でのチョイスですよね。ただ、舞台なのでやっぱりイレギュラーなことがあったりすれば、アドリブもありますけどね。

梶原善さんがよく小道具を忘れるんですよ(笑)。いい加減でだらしない役なので、役に飲み込まれてるんでしょうね。そういうハプニングは毎回楽しいんですよね。そこもバランスなので、崩しちゃいけないところは絶対に守っていくという。

――山崎さんから、崩壊シリーズ初出演の前島さんにアドバイスはありますか。

山崎:前島さんは、ずっとアイドルをされていたので、ファンの方々の期待に応える顔、女優としての顔や素顔もあると思うので、さまざまな顔を見せてほしいなと思いますね。嫌な顔とかもね。

僕は、役者の一番いいところって「嫌な顔をできるところ」だと思っているんです。人前でニコニコしなくていいという。普段だったら気を使ってやらないようなことも、芝居という設定でやっても大丈夫というね。“ブラック亜美”を解放してもらいたいですね。

前島:それは、ありがたいです。

山崎:最悪、正拳突きとかやっても良いよ(※前島は極真空手経験者)。

前島:本当ですか。瓦を割っていいですか?(笑)

山崎:瓦、割ってください(笑)。

【後編に続く】

(ザテレビジョン)

最終更新:9/20(金) 13:38
ザテレビジョン

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