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うつ病、発達障害、LGBT、引きこもり当事者が旗揚げした新メディアの使命

9/20(金) 6:01配信

ダイヤモンド・オンライン

● うつ病、発達障害、LGBT、引きこもりの 当事者が立ち上げた「生きづらさJAPAN」

 うつ病や発達障害、LGBT、引きこもり状態などの当事者4人が17日、「生きづらさJAPAN」というサイトを立ち上げた。
 
 このサイトは、私たちが抱えている様々な「生きづらさ」を「生きやすさ」に変えるためのオンラインメディア。「引きこもり」をはじめ、不登校、セクシャルマイノリティ、身体障害、精神疾患、発達障害、がん、難病といった当事者たちの生の情報発信や、生きづらさを抱えた人たちが交流するための場を提供し、そんな仲間たち1人1人に共感して寄り添う、アライ(理解し、支援する人)なメディアを目指している。

 サイトを立ち上げたのは4人。6年間、うつ病の当事者会の代表を務めて来た双極性障害兼Web系SE、なおさん。発達障害(ADHD・ASD)とLGBT(バイセクシャル・FtX・ポリアモリー)のダブルマイノリティ当事者で、「ひきこもり主婦」、がきんちょさん。ADHD(注意欠陥多動性障害)当事者で、Webデザイナー、まるいまいさん。10年にわたる引きこもり経験者で、元IT関連企業勤務、ひらのさん。

 その1人で営業担当、がきんちょさんによると、2018年11月、色々な自助グループの主催者が集まる会があり、そのときお互いに知らない仲間同士で、新しい価値を提供できるような希望が持てたという。

 「色々な生きづらさを扱っていくようなメディアをつくりたいよね」

 そんな話で4人が盛り上がった。

 ネーミングは、日本中の生きづらさをヨコ串に刺していこうというサイトをつくろうとの思いから、「生きづらさジャパン」になった。

 「自分も知らなかった色々な自助の人たちにつながって、視野が広がった。そういった体験を皆さんにも提供できるのではないか。そういった価値を生み出していきたかったし、自分自身も色々な生きづらさを抱えていて、当事者だからわかることを伝えていき、当事者ではない側にも生きづらさを一緒に共有していけるような、アライの理念を広げていきたかったんです」

● 当事者ならではの情報を やり取りできるサイト

 サイトでは、開催されるイベントの情報を一覧で見ることができる。また、開催される年月、都道府県、イベントのタイプ別のほか、「当時者向け」「家族向け」といった参加対象別、「アダルトチルドレン・愛着障害」「アルコール依存症」といった生きづらさの種類別に、50音順で検索できるようになっていている。自分の知りたいイベントを簡単に検索できるよう、工夫が凝らされているのだ。

 さらにイベント主催者を、団体名やフリーワード、都道府県、対象ジャンル、居場所の有無、相談機能の有無で検索できる。ニュースサイトから配信された、生きづらさ関連のニュースを読むこともできる。
 
 設立者の代表であるなおさんは、サイトの中で当事者同士が繋がり、当事者による生の情報を発信し合うことで、当事者ならではの情報をやり取りすることができると記している。たとえば、当事者から睡眠の取り方や日常生活の送り方の話を聞くことは、医師が処方した薬を服用することと同じぐらい大切な意味をもつことがあり、当事者同士は似た経験をしているからこそ、当事者とは限らない医師からの情報に比べて、当事者による生の情報は共感をもって接することができる。

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最終更新:9/20(金) 6:01
ダイヤモンド・オンライン

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