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“速くて上手い”食野は「ハーツの希望」 英初ゴールに重なる若き日のルーニーの姿

9/20(金) 10:30配信

Football ZONE web

デビュー2戦目のマザーウェル戦、途中出場からスコットランド初ゴールを記録

「ここは行くでしょ!」

 それがスコットランド1部ハート・オブ・ミドロシアン(ハーツ)に今夏加入した食野亮太郎の、英国初ゴールを決める瞬間に頭に浮かんだ“思考”だった。しかし傍から見ているものからしたら、正直「ここで行ける」という状況ではなかった。

【動画】食野亮太郎が新天地ハーツで堂々デビュー! 小刻みなタッチのドリブル突破から左足でシュートを放ったシーン

 現地時間14日にホームで行われたリーグ第5節マザーウェル戦。ハーツは前半20分にコーナーキックから先制点を決められ、後半7分にはバックパスがそのまま相手の快足ウインガーに渡って、オウンゴールならぬ“オウンアシスト”で2失点目を喫した。

 その後、ハーツも後半16分に1点を返す。起点になったのは、その5分前から途中出場していた食野だった。相手ボックス内右サイドでスルーパスを右足で受け、鋭い切り返しを決めて相手DFを振り切り、返す刀とばかりに左足で放ったオンターゲットシュート。相手GKがなんとかブロックしたが、そのクリアボールがふわりとゴール前に舞い上がり、最後はハーツの巨漢FWウチェ・イクペアズが頭で押し込んだ。

 本拠地は一気に反撃ムードに包まれた。しかし5分後、MFシーン・クレアの緩慢な守備対応から相手FWにボールをひったくられ、3点目を決められてしまった。

 スコアは1-3。しかもすでに3人の交代枠を使い果たしていたハーツは終盤に負傷者を1人出し、10人での戦いを強いられた。もちろん、リードしている相手は逃げ切りを図り、後ろに人数を割いている。

 ところがそんな数的不利の状況で、敗色濃厚となって迎えた後半41分、食野は“ここは行くでしょ”と、1点を返したらまだ試合の行方は分からないとばかりに、闘志むき出しのプレーで相手ゴールへと向かったのだ。

 それではゴールシーンを振り返ってみたい。起点は味方のMFグレン・ウィーランが、後ろ向きながらバックヘッドで相手のクリアを押し返したボール。それが幸運にもゴールを背にした食野の足もとへ落ちた。ゴール正面30メートル付近の典型的なトップ下の位置。絶妙なファーストタッチでボールを足もとに収めると、そのまま右に素早くターン。すかさず右前方にいたMFジェイク・マルラニーと鋭いワンツーを決めて、さらにドリブルで前進した。

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最終更新:9/20(金) 10:44
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