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「美と、美と、美。-資生堂のスタイル-」展で美の歴史を振り返る

9/21(土) 5:00配信

商業界オンライン

  資生堂のアーカイブを見たいとき、静岡・掛川に足を運ぶしかないと思っていた。掛川にある資生堂企業資料館にいけば、資生堂の歩みを知ることができる。静岡はちょっと遠いなと思う私にとって、その一部を東京で見られる機会がやってきた。今、日本橋髙島屋で開催中の「美と、美と、美。-資生堂のスタイル-」展は、日本女性の美の変遷を知ることができる。

同じ「美」を提供する企業として髙島屋から誘い

 資生堂の創業は、明治5(1872)年にさかのぼる。

 銀座で日本初の民間洋風調剤薬局として誕生し、明治30(1897)年には、資生堂初の化粧品「赤い水」と呼ばれる「オイデルミン」が発売された。美しいボトルと、赤い色、そして当時最先端の西洋薬学処方に基づく科学的な化粧水で、人気を博したという。その「オイデルミン」は、新化粧液となって今も現役だというから驚きだ。

 以来約150年間、美と健康を追求し続けている。「暮らしの美」を提案する髙島屋から、同じ「美」を提供する企業として誘いがあり、今回、展覧会を開催することになった。

 さて、会場内は、その赤い水「オイデルミン」をはじめ、昔懐かしいボトルや、時代を感じるモデルのポスターなどをじっくりと見ることができる。

 見ていると、「そうそう、そういえばこの頃、こんなメイクをしてた」「眉はこんなに細かった」と一気にその時代の自分に引き戻される。

展示会場の中はこうなっています

 展覧会場の中を歩いてみよう。まず1の部屋は、歴代の「オイデルミン」の展示。

  2の部屋は、ご存じ資生堂の雑誌「花椿」が並び、圧巻だ。

  3の部屋は、懐かしいモデルたちのポスターが張られている。ポスターを見ていると、その時のCMの音楽まで聞こえてくるような気がする。時代を先取りし、女性たちの美をけん引してきた企業の矜持が見られる。

  4の部屋はロングセラー商品をメインに、美しい商品の数々が並ぶ。あれもこれも見たことがあるものばかり。「おばあちゃんの鏡台に置いてあったな」とか、「高級せっけんはよくお歳暮などで頂いた。球のせっけんは転がって使いにくかった(苦笑)」など懐かしい。

  5の部屋は資生堂の歴史を時代の変遷とともに紹介。

 6は資生堂意匠部デザイナーの山名文夫氏のデザインや原画が見られる。

 7のセルジュ・ルタンスは、資生堂のメイクアップクリエーションを長く手掛けるフランスのアーティストでイメージクリエーターである。セルジュ・ルタンスの世界は、まさにアートそのものだ。

 8、そして香水瓶。美しい香水瓶を見るだけで、貴婦人になったような極上の気分。

  9、「美の未来」の部屋は、ロボットが描き出す女性の顔や椿などのインスタレーション。

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最終更新:9/21(土) 5:00
商業界オンライン

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