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【海外試乗】メルセデスAMG A45 4マティックは大パワーを躾けたスマートな走りと快適な乗り心地

9/21(土) 19:02配信

Webモーターマガジン

AMG45シリーズ最小のモデル

Aクラスのボディに400psオーバーと聞けば、さぞかしジャジャ馬だと思う。けれどその進化の本領は、より上質で心地よい「速さ」の実現にあった。(Motor Magazine 2019年10月号より)

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今や多彩を極めるメルセデスAMGのラインナップにおいて、もっとも小さなモデルとなるのが45シリーズだ。が、その中身は異例なほどにホットでスパルタンなコンパクトスポーツだった。

その45シリーズが、基準車の全面刷新に連動して新しくなった。感心するのはその作り込みがより入念に、そして刺激的に変貌したこと。象徴的なのが完全に新しい設計による421psの2L直列4気筒エンジンだ。リッターあたり210ps余と、その出力密度は市販車では前代未聞の領域となる。

直噴とポート噴射のデュアルインジェクターを採用するM139型は、軸受にローラーベアリングを採用した大径タービンが、新型Aクラスの低いノーズと干渉することから後方排気を採用し、バルクヘッド側に収まるタービンのために外気冷却用の流路を用意している。

これによりインタークーラーのパイピングもシンプルなレイアウトが採用できたという。シリンダーはクローズドデッキ化にスリーブ内のナノスライドコーティング、クランクシャフトやピストンの鍛造化など、高回転高出力化に伴う強化は端々に及ぶ。

進化したタウンスピードでの乗り味

ドライブトレーンはオンデマンド4WDとなり、最大50%の駆動力を後輪に配分。その後輪側にはさらにAMGトルクコントロールなる電子制御デフが搭載され、後左右輪を0~100%の範囲で作動させることが可能だ。ドライブモードやESPの組み合わせによっては積極的にオーバーステア側に車体を向けるドリフトモードなども用意する。トランスミッションは8速のDCTとなる。
サーキットスピードではこれらの電子制御系がでしゃばることなくオーバーステアを思うがままにコントロールできる、その自然さに感心させられた。パワーは怒涛っぷり以上に、綺麗な吹け上がりとともにトップエンドまでしっかり伸び切るフィーリングが心地よい。
そして意外なことにタウンスピードでの乗り心地の良さこそが、前型からの最も進化したポイントだと思う。これによってホットなA45 Sに対してCLA45 Sが上質なスポーツセダンのような位置づけに収まったところが興味深い。ちなみに日本導入は年内を目標に調整が続いている。(文:渡辺敏史)

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最終更新:9/21(土) 19:02
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