ここから本文です

『天気の子』新海誠監督の進化を徹底解説! ヒットに隠された“3つの要素”

9/21(土) 11:00配信

週刊女性PRIME

意外と幅広い世代にアニメファンが

 普段アニメを見ない人が、新海監督の作品を見に行くことがはたしてあるのか。

「コアアニメファンの上限年齢は60歳なんです。第一世代は1960年代の人たちで、『新世紀エヴァンゲリオン』の監督で有名な庵野秀明さん(59)がちょうどその世代。中学生で『宇宙戦艦ヤマト』、大学生で『機動戦士ガンダム』が放送されていました。

 1980年前後にちょうどアニメブームが起こり、そのムーブメントを経験している。当時はゴールデンタイムにアニメがたくさん放送されていて、身近な存在で受け入れやすい」(藤津さん)

 意外と幅広いアニメファン層だが、60歳以上の人たちはアニメがようやく台頭してきたころで、なじみが少ないのかもしれない。

 世間では夏休みが終わり、映画館もようやく落ち着きをみせ始めるころだが、はたして『君の名は。』を超えることはできるのか。

「『天気の子』は現在も多くのお客様に見ていただいているため、秋も公開は続く予定です」(前出・東宝宣伝担当者)

 本作は公開前から140の国と地域では配給が決まり、前作を大きく上回る。

 新海監督の知名度は、今や日本だけにとどまらなくなった。順次、海外で公開され、『君の名は。』以上に世界の人々は“新海ワールド”に魅了されることになるだろう。

PROFILE
藤津亮太(ふじつ・りょうた)アニメ評論家。'68年生まれ。新聞記者、週刊誌編集を経て、2000年よりフリー。近著に『プロフェッショナル13人が語る わたしの声優道』(河出書房新社)、『ぼくらがアニメを見る理由 2010年代アニメ時評』(フィルムアート社)がある。

3/3ページ

最終更新:9/21(土) 11:00
週刊女性PRIME

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事