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宇宙の彼方からやってきた「地球外鉱物」が隕石から発見

9/21(土) 9:00配信

Forbes JAPAN

今から約70年前に、オーストラリアのビクトリア州で発見されたのが、ウェダーバーン隕石だ。この隕石はビクトリア州地質調査所で保管されているが、世界中の研究者にサンプルが送られ、研究が進められてきた。

そして先日、ニッケルを豊富に含む鉄質隕石アタキサイトに分類されるこの隕石から、地球には存在しない鉱物が発見された。カリフォルニア工科大学やカリフォルニア大学、メーン州鉱物宝石博物館(Maine Mineral & Gem Museum)が共同で行った化学分析によって、この新しい鉱物は「エドスコッタイト(edscottite)」と名づけられた。

名前の由来となったのは1970年代に同様な化合物の合成に成功した宇宙化学者のエドワード・R・D・スコットだ。

自然界には6000種類以上の鉱物が存在しており、人工の化合物は50万種類にも上る。エドスコッタイトは化学式Fe5C2の炭化鉄で、鉱石から金属を製錬する過程でも発生する物質だ。

エドスコッタイトは溶鉱炉などでも形成されるが、自然に形成されたエドスコッタイトは、温度と圧力が極めて高い小惑星の核の部分で形成されたと考えられている。小惑星が何らかの理由で破壊され、内部の金属化合物が太陽系に飛び散り、その1つが地球に降ってきたと見られている。

David Bressan

最終更新:9/21(土) 9:00
Forbes JAPAN

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