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田村淳、エド・はるみ、萩本欽一…いったん世に出た芸人が大学に通う2つの心理

9/21(土) 11:00配信

デイリー新潮

 ロンドンブーツ1号2号の田村淳(45)が大学院に通っていることが明らかになった。彼は2017年から2018年にかけて、番組の企画として青山学院大学を受験するために勉強を続けていた。猛勉強もむなしく不合格になってしまったのだが、方針を切り替えて慶應義塾大学の通信教育課程に合格して、2018年の4月から通い始めた。

 だが、学問と仕事の両立が難しかったため、慶應義塾大学の通信教育課程を退学して、2019年4月から慶応義塾大学大学院のメディアデザイン研究科(KMD)に通い始めた。大学を卒業せずに大学院に行くのは不思議な感じがするかもしれないが、制度上は禁じられているわけではない。現在は仕事をセーブしながら週5日大学院に通い、勉強を続けているという。

 ひと昔前までのお笑い界では、大学を出ている芸人というのは希少な存在だった。大学を出て普通の会社に就職できるような人間がわざわざ入ってくるような業界ではない、と考えられていたからだ。

 しかし、今では状況が一変した。大卒の芸人が珍しくないのはもちろん、一流と呼ばれるような大学を出ている高学歴の芸人も大勢いる。そんな中で最近、いったん世に出た芸人が新しく大学や大学院に入り直したり、それを目指して受験勉強を始めたりする、という動きが目立っている。

 例えば、「グー!」というギャグで一世を風靡したエド・はるみ(55)は、2018年に慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の修士課程を修了した。また萩本欽一(78)は、2015年に73歳で駒澤大学仏教学部に入学。1日も休まず真面目に通い続けたが、お笑いの仕事に集中するために2019年5月に自主退学した。

 芸人が大学を目指すのは、いくつかのパターンに分けられる。1つは、本人が明確な目的意識を持って、キャリアアップのために大学進学をする場合だ。淳やエドはこのタイプに当てはまる。淳は自身が考案した遺書の動画サービス「itakoto」を作るために、死にまつわる法律その他の知識を学ぶために大学院進学を選んだ。

 また、エドは大学院に進学してからの2年間、仕事と並行して研究活動に打ち込んでいた。研究のテーマは「身体的アプローチによってネガティブな感情をポジティブな感情に反転させるネガポジ反転学」である。修士課程を終えた後も、研究者としての活動は続けている。

 エドは以前、小池百合子都知事(67)が主宰する政治塾「希望の塾」の都議選対策講座を受講していたことがあり、政治家への転身も噂されていた。エドの経歴を振り返ると、「新しいことを学びたい」という気持ちと「そこで学んだことをこれから生かしていきたい」という気持ちの両方が感じられる。

「そのまんま東」こと東国原英夫(62)もこのタイプだ。彼は2000年に早稲田大学第二文学部に入学した。卒業後の2004年には再び早稲田大学政治経済学部に入学して、2006年に退学した。大学では地方自治や選挙制度について学んだ東国原は、2006年に宮崎県知事選に出馬。見事に当選を果たして宮崎県知事となった。その後も衆議院議員を務めるなど、政治家としてのキャリアを重ねている。エドや東国原は、大学に入ることや大学で学ぶこと自体がゴールなのではなく、その先にある目標が明確に見えているのだろう。

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最終更新:9/21(土) 11:00
デイリー新潮

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