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東海大の飯澤千翔が日本インカレV。 負傷の主将に代わり出雲に名乗り

9/21(土) 6:00配信

webスポルティーバ

東海大・駅伝戦記 第61回

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「おっしゃー!」

東海大・両角監督が語る「新シーズン強化計画と箱根連覇のキーマン」

 日本インカレ1500m決勝、トップでゴールを駆け抜けた東海大・飯澤千翔(いいざわ・かずと/1年)が吠えた。

 最大のライバルである先輩の館澤亨次(たてざわ・りょうじ/4年)はケガで欠場したが、飯澤は圧巻の走りで関東インカレに続いて2冠を達成した。

「ほぼイメージ通りの展開でした」

 そう飯澤が語るように、今回は完璧なレース展開を見せた。スタートからダニエル・カヨウキ(桜美林大/1年)が前をいくのは予想していた。実際にそうなっても、飯澤は常に冷静だった。

「留学生の選手が前にいったんですけど、1周60秒ジャストぐらいだったので、一番気持ちよく走れるペースだったんです。だから、前を走ってくれてありがとうって感じでした」

 前をいく相手の背中を見つつ、ラストのために力をためた。だが、飯澤には狙っていた展開があったと語る。

「日本選手権(日本陸上競技選手権大会)で戸田(雅稀/サンベルクス)さんが800mで仕掛けてスパートしたんですよ。それをやってやろうかなって考えていたんですけど、できなかった。僕の実力不足ですね。そのレース展開は無理だなって思ったので、ラスト勝負に徹しようと思いました」

 ラスト1周の鐘が鳴ると、集団が一気に加速していく。グングンとスピードアップすると、その先頭に飯澤が立った。

「ラスト1周で前に出て、(残り)200mから100mまでうしろから上がってくる選手に合わせて、ラスト100mで勝負すれば逃げ切れるかなと思っていました」

 その言葉どおり、飯澤はバックストレートで後続を引き離しにかかった。しかし、小林青(あおし/鹿屋体育大2年)が飯澤に並びそうな勢いで一気に上がってきた。ラスト300mぐらいで電光掲示板の映像を見ると、小林がうしろに迫っているのがわかった。

「追いつかれそうになって、こりゃやばいなって思いました」

 そう語る飯澤だが、その走りにはまだ余裕が感じられた。

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最終更新:9/21(土) 6:00
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