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ドレスコードを書き換えてはいけない? 「ドレス・コード?―着る人たちのゲーム」

9/21(土) 13:00配信

WWD JAPAN.com

京都国立近代美術館と京都服飾文化研究財団(KCI)は8月9日~10月14日まで、日常的に行う「服を着る」「装う」という行為に焦点を当てた展覧会「ドレス・コード?―着る人たちのゲーム」を開催しています。

【画像】ドレスコードを書き換えてはいけない? 「ドレス・コード?―着る人たちのゲーム」

同展では18世紀の宮廷服から最新のコレクションアイテムまでKCIが所蔵する約90点の衣装を中心に、映画のポスターやアート作品など約300点を展示。デザイナーの創造性やファッションの歴史を強調した内容ではなく、あくまで日常的に服を着る主体に目を向けた構成になっていることが特徴です。「#モードって何?」特集の取材で京都に行く機会があり、せっかくだからと足を運びました。

"ドレスコードは守らなくてはならない?"

会場では13のドレスコードが提示され、それぞれのテーマにまつわる衣装や展示が並びます。ほとんどのテーマが「組織のルールを守らなければならない?」などのように断定形の文章に「?」が添えられた疑問文になっていて、鑑賞者への問いかけになっています。ルールの存在を自明のこととしてそれを強制させようとする断定形の言葉づかいに、ドレスコードが持つ強い影響力が表現されていると感じました。

「装う」ということは極めて私的な行為である一方で、他者のまなざしに否応なく晒される社会的な行為でもあります。共有されるドレスコードは社会や時代、文化などによって異なり、誰しもがこのまなざしを向ける/向けられる関係、ドレスコードの内/外をめぐる装いのゲームに参加することになります。

ゲームと言われると、与えられたルールの中でだけ振舞うことが許されるものと考えてしまいがちですが、このドレスコードをめぐる“ゲーム”はルールが一方的に与えられる不自由なものではないはずです。

記憶に新しい「#KuToo」運動(SNSを中心に広がった業務中のヒール靴・パンプス着用強制に抗議するムーブメント。約1万8000人による賛同の署名を集めた要望書が厚生労働省に提出された)は、まさにドレスコード=ルールに対する異議申し立ての象徴的な出来事でした。時としてドレスコードは“社会通念”となって過度の従属を強要することもあるが、常にそれに従う必要はない――このことを「#KuToo」運動から感じ取りました。問いを立て発信し議論の俎上に載せるという点で、同展にも「#KuToo」運動と同様の問題意識があるように思われます。

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最終更新:10/18(金) 11:35
WWD JAPAN.com

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