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【ボクシング】日本スーパーバンタム級タイトルマッチ 久我勇作の強打炸裂。95秒でTKO防衛

9/22(日) 15:36配信

ベースボール・マガジン社WEB

 日本スーパーバンタム級チャンピオンの久我勇作(ワタナベ)は21日、後楽園ホールで同級3位、藤原陽介(ドリーム)とタイトルマッチ10回戦を行い、1回1分35秒、2度のダウンを奪ってTKO勝ちを収めた。今年5月、田村亮一(JBスポーツ)に勝って奪い返したタイトルの初防衛に成功した久我は、今後、海外進出の道も模索したいとしている。

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 長々とキャンバスに寝そべっていた藤原が、その2度目のダウンから何とか立ち上がる。しかし、足もとはさだまらない。後方へとよろけた瞬間、レフェリーの吉田正敏が体を抱きとめて、そのままストップをコールする。記録上はTKOであっても、実質上はカウンテッドアウトにひたすら近い。試合開始から、わずか95秒の早業だった。

「お見事!」と拍手喝采ばかりを送りたいところだし、実際、衰えぬ久我の強打は頼もしい限りなのだが、胸すくフィニッシュと言い切れないのは仕方ない。あったのは実力差。それも承知の藤原だから、最初から仕掛けた結果が、このラストシーンを作りだした。

 藤原は2016年、指名挑戦者として、当時の日本チャンピオン、石本康隆(帝拳)に挑んでいる。これには耳珠がある。これは決定戦に勝って王座に就いた石本に、指名挑戦者が必要だったためにとられた非常処置。上位ランカーに対戦不能者が続出し、堅調な中堅ながら、いつも安定感に不安がつきまとって見えた藤原は、11位から一気に1位にランクされて戦いに挑んだ。技巧派として成熟しきった石本に対してよく粘ったが、ダウンを奪われて判定負けしている。その後、2勝2敗。いま32歳。あるいはこれがラストチャンスかもしれない。2戦にわたる田村戦で、乱戦に引き込まれて苦労した久我を見たら、まずは先手を取って、自分のペースに巻き込むしか白星を勝ち取る手立てはない。

 だから、藤原は最初から好戦的だった。拳を押しつけるような左ジャブ2発。最初のジャブにはすかさず右クロスをかぶせてみせる。しかし、藤原の『図星』はここまで。すぐに応戦に出た久我にひっくり返される。

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最終更新:9/22(日) 15:36
ベースボール・マガジン社WEB

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