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ランボルギーニ新型ハイブリット・スーパーカーが登場。開発部門トップが「シアン FKP37」を語る!

9/22(日) 21:11配信

GQ JAPAN

あくまで、もっと速く

シアンFKP37は、確かに電気モーターを備えたランボルギーニ初のハイブリッドモデルだ(ベースがアヴェンタドールであることはフロントウィンドウの形状で分かる)。重いバッテリーの代わりに効率のいいスーパーキャパシタを用いた点が最大の特徴である。けれども、スーパーキャパシタそのものは既にアヴェンタドールに搭載されていたことを忘れてはならない。アイドリングストップの始動補助としてごく出力の小さいキャパシタが使用され、以来、さらなる活用に向けて開発が続けられてきたテクノロジーである。

アヴェンタドール用に比べて10倍のパフォーマンスが与えられたスーパーキャパシタは、カーボンモノコックボディのリアバルクヘッド部分に装備され、34psを発揮する48V電気モーターを駆動する。

「今回のハイブリッド化の主な目的は、CO2削減よりもむしろ、パフォーマンスアップをいかに軽く効率的に行なうか、でした」。レッジャーニによると、低速域や後進で電動走行を可能(時速8キロメートル以下)としたことで、よりスムーズなドライブも可能となったという。「また、ISRトランスミッションの欠点であった、シフトアップ時の段付きも、モーターによって細かく補正し、より滑らかで素早い変速ができるようになっています」。

モーターを組み合わせたことで、シングルクラッチ系トランスミッションの欠点を補えるというわけだが、これによってISRミッションが将来引き続き採用されるかどうかについては、レッジャーニは明言を避けている。

「私たちはテルツォミレニアムというコンセプトカーで、すでに未来における理想のランボルギーニ像を提案しています。けれども、そこに辿り着くまでにはまだまだ時間が必要です。シアンはそのようやく第一歩なのです」(レッジャーニ氏)。

レギュレーションが許す限り12気筒エンジンを守りながら、徐々にステップを重ねていくつもりなのだろう。

シアン FKP37の生産台数は、創業年にあやかって世界わずかに63台。邦貨にして3億円近くという価格にも関わらず、昨年半ばに世界のVIP顧客にクレイモデルによるプレゼンが行なわれ、ほとんど即時に完売した。また、すでにシアン・ロードスターの開発も進んでおり、こちらは世界限定20台程度となる予定で、もちろん、こちらも完売というウワサ。

文・西川淳 写真・アウトモビリ・ランボルギー S.p.A 編集・iconic

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最終更新:9/22(日) 21:11
GQ JAPAN

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