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雅子さまと美智子さま、二人のプリンセスを育てた名門・雙葉学園の教えとは?

9/22(日) 14:30配信

webマガジン mi-mollet

美智子さまも教えた先生から個人レッスンを受ける

昭和46年(1971年)に、和田先生は小和田雅子さんと出会うことになります。
「私のところは、田園調布雙葉を受ける人は少なかったのですが、お母さまの優美子さんがどこからか私のことをお聞きになって、『ぜひ娘を教えてほしい』と頼んでこられたのです」
こうして、丸顔でおかっぱの女の子が週1回、母親に連れられて、和田先生のところに勉強に来るようになりました。8畳の和室で、和田先生と机を挟んだマンツーマンの個人レッスンです。
目上の人を尊重する、感謝の気持ちを持つ、人の気持ちになって考える、人のために何かをする……そんなことが学びの基本でした。

あるとき、学校の社会科の時間に、乗り物で働く人たちについての授業がありました。そこで和田先生は、雅子さんを連れて東京駅に見学に行ったのです。駅員の仕事、運転手の発車の合図、新幹線から小荷物室、寝台車に乗り込んでベッドを見せたりもしています。
「あまりおしゃべりしない無口なお嬢ちゃまでした。でも、人の話はよくお聞きになって、申し上げることはどんどん積極的になさっていました。アメリカから帰国されたばかりだというのに、書き順も含めて漢字がしっかり書けるので、『ご家庭できちんと勉強させているなぁ』という印象を持ちました」
と和田先生はおっしゃいます。

やがて、ほぼ一年近い個人レッスンが実を結び、昭和47年(1972年)4月、8歳の雅子さんは田園調布雙葉小学校の編入することになりました。
では、雅子さんが通った田園調布雙葉学園とは、どのような校風なのでしょうか。

名門私立雙葉学園の校風とは

雙葉学園は、現在でも屈指のお嬢さま校として知られています。カトリック系サン・モール修道会のミッション・スクールで、現在では「幼きイエスの会」の系列に入っています。東京・四谷にある雙葉学園が本家にあたり、田園調布雙葉、横浜雙葉、静岡雙葉、福岡雙葉も系列です。

雅子さまが通った田園調布雙葉学園は、昭和16年(1941年)に小学校、昭和27年(1952年)までに幼稚園、中学校、高校が設立され、現在の形に至っています。

「徳においては純真に、義務においては堅実に」
が、全国の雙葉系列校共通の校訓です。
かつて、雙葉学園のシスターは、今より厳格で、服装も顔のほかはどこも出さないカトリックの典型的な修道女スタイルでした。
学校の勉強を指導するシスターをマザーと呼び、給食を作るシスターをスールと呼ぶなど、フランスのパリに修道会の本部がある学校ならではの西欧の修道院教育の影響が色濃く出ているのが特徴でした。

当然、英語のほかに正課としてフランス語の授業があり、課外授業のフランス語は、日本語を全く話さないフランス人教師が時間をかけて、
「砂に水がしみこむように自然に」
教える教育だったといいます。
生活指導もきめ細かく、「寄り道禁止」「髪の毛は肩についたら三つ編みにする」「お言葉遣いを丁寧に」などと注意されました。

たとえば、縄跳びをしているときでも、「入れて」ではなく「お入れになって」と言い、「ごきげんよう」「おそれいります」「ごめんあそばせ」などと、ごく自然に丁寧な言葉遣いや物腰を身につけさせる教育です。

小さなころに受けた教育は、将来に大きく影響します。ご家庭での母・優美子さんのきちんとしたしつけと、雙葉学園の校風に育まれて、雅子さまと美智子さまという二人のすてきなプリンセスが誕生したのでしょう。

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最終更新:10/25(金) 18:51
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