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公的介護施設は費用負担軽く 特養の待機者36万人

9/23(月) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 公的施設の利点は、やっぱり費用が安いこと?

幸子

 そうね。民間施設の中には入所時に多額の一時金を求める例も多いけど、公的介護施設なら一時金は不要よ。月々の利用料については公的介護サービス費用の1~3割の自己負担に加えて、食費や居住費などが必要ね。ただ、公的施設の場合、所得に応じて食費などの負担軽減措置が設けられているの。

良男

 介護期間ってどのぐらい続くのかわからないから、できれば費用負担は抑えたいよね。公的施設に入るには、どんな手続きが必要なんだろう。

幸子

 まずは住んでいる自治体に問い合わせるのが基本ね。情報提供のレベルに差はあるけど、少なくとも自治体内にある公的施設の連絡先などは紹介してもらえるわ。施設に連絡し、見学を経て、入所の申し込みをすることになるわね。

 公的施設も見学できるのね。

幸子

 介護施設に詳しいSOMPOケアの石倉有子さんによると「特養など公的施設も通常は見学を受け付けている」そうよ。見学するときのポイントも教えてくれたわ。まずは立地と入退所の条件は必須ね。病気が非常に重くなったような場合、施設によっては退所を求められるような例もあるので、退所条件のチェックも欠かせないと言っていたわ。

良男

 なるほどね。ただ、特養は申し込んでも入所までかなり長く待つと聞いたぞ。

幸子

 現時点の国の最新調査では2016年4月時点で特養の入所待機者は約36万6千人に上るわ。入所条件を要介護3以上としたことなどもあり、以前より待機者数は減ったけれど、やはり相当な数の人が待っている状況ね。地域によっては5年以上の待機もあるようだわ。

 そんなに長いの。待機中の介護が必要な人はどうしたらいいのかしら。

幸子

 在宅介護を続けながら待機する人は多いけれど、特養入所対象の要介護3以上では徐々に困難になることもあるわ。石倉さんは「特養の待機中だけ、民間施設に入所している人もかなりいる」と教えてくれたわ。

良男

 そういう形の待機もあるわけか。

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最終更新:9/23(月) 7:47
NIKKEI STYLE

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