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生涯、健康で美しい歯を維持する必須条件、実は「舌」にあり!

9/23(月) 12:08配信

OurAge

いい歯の状態を保つことは、全身の健康や見た目の若々しさにも直結する。でも、50代からは体のほかの部分と同様に、歯をはじめ口腔内の環境や機能も変化し始める。この変化を見過ごさず、早めに対処することが肝心だ。大切な必須ポイントを、日本顕微鏡歯科学会認定医の山口義徳さんに教えてもらった。

≪美しく食べる力を支える舌力も強化せよ!≫
50代になると、他の筋肉と同じく「舌の筋力」も低下しはじめている。口元の健康を考えるとき、歯はもちろん「舌の機能力」も併せて考えてほしいと山口先生は指摘する。

実は私たちは、1日600~2000回も無意識に飲み込む動作、いわゆる嚥下をしている。
「この嚥下は、かみ砕く歯の力、飲み込むための喉の力と合わせて、舌の力も重要です。ですが、日常生活で無意識に口呼吸で歯の間から舌が出ていたり、飲み込むときに舌を突き出して歯を押す癖がある人もいます。こういった舌癖がある人は、舌が口の中の低い位置にあることが多く、唇や頬の筋肉が弱いといった特徴があります。さらに、飲み込むたびに歯を舌で押しがちになります。この無意識の動作が、出っ歯や歯に隙間ができるなど、上下の歯のかみ合わせを悪くする原因になってしまうのです」

かみ合わせが悪いと、一部分にだけ圧がかかるため、虫歯や歯が欠けるなどの劣化も起こりやすくなる。また、「40代後半からは舌の筋力も低下するので、舌力の強化は習慣化したほうがいい」と山口先生は話す。

「私のクリニックでは、舌トレーニングのプログラムも治療に組み込んでいます。高齢者の死因のひとつでもある肺炎は、この嚥下低下による誤嚥(ごえん) によるもの。40~50代であれば十分に舌力や舌癖を改善することは可能です」
ということで、毎日簡単にできるエクササイズを山口先生に教えてもらった。

●気づいたときにいつでもできるエクササイズ
口に水を含み、上向きに口を大きく開いて、ガラガラとうがいする。そのあと水を吐き出さず、5~10秒止めてから吐き出す。

●ベーシックエクササイズ
口を開き、舌の先を使って、ゆっくりと上唇の右の口角から左の口角までなぞる。早く動かすとあまり効果がないので、できるだけゆっくりと。10往復を1日1回。

●木のスプーンやヘラ、アイスの棒などを用意し、そのスティックを口の前で持って、舌先を真っすぐにとがらせて触れ、ゆっくりと舌先で押す。1日10回。

イラスト/内藤しなこ 取材・原文/伊藤まなび

最終更新:9/23(月) 12:08
OurAge

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