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最新のクルマでも避けて通れない! 故障でもないのにクルマのオイルはなぜ漏れる?

9/23(月) 11:40配信

WEB CARTOP

最新のエンジンでも将来的には漏れが発生する可能性も!

 エンジンやミッション、デフというのは機械である以上、劣化していくもの。摩耗などが劣化症状の代表的なものだが、オイル漏れというのは目に見える劣化のひとつだ。おそらくだが、オイル漏れは避けて通れないもので、現在最新のエンジンも将来的に漏れが発生する可能性は高い。しかし、なぜオイル漏れは起こるのだろうか。

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1)ガスケットの劣化

 名称に厳密な違いはないが、この場合はシート状のものを指す。金属部品同士を組み合わせるとき、そのままだと厳密にいうとすき間があるので、ガスケットを挟み込んでその隙間を埋める。そうすることでオイルが漏れなくなるのだが、問題はガスケットの素材。繊維や紙製が多く、長い目で見ると劣化するものがほとんど。

 エンジンヘッド用にメタル製ガスケットもあるが、純正では採用していない。コストにも関わるので純正とはいえ、簡素なのが基本だ。オイル漏れの際に直すにはガスケットを張り替えるしかないが、交換が簡単な部分が多いのは救い。

2)ゴムシールの劣化

 筒状のパーツを止める場合は、Oリングと呼ばれるゴム製のリングを入れるが、耐油性があるとはいえ、ゴムだけにやはり劣化してくる。

3)オイルシール

 回転部分に入れるのが金属の輪っかにゴムをコーティングして作ったリング。軸に当たる部分の形状はいろいろと工夫されているが、ゴムだけにやはり劣化する。大物はクランクシールで、最悪の場合ミッションを外したり、エンジンを下ろして打ち換えなくてはならないこともある。

4)液体ガスケット

 最近はシリコン製の液体を塗って貼り合わせることも多い。液体といっても粘性があって、固まるものとそのままのものに分かれる。要は接着剤の一種なのだが、これも劣化はする。

 以上が、物理的にオイルを止めている部分だが、だいたい走行距離10万kmを超えると劣化が始まる。にじむ程度なら車検も問題ないが、滴るようだと車検に通らないこともある。

 またシールなどの劣化が原因としても、じつはメンテ不良で内部の圧力が高まって抜けてしまうこともある。たとえばオイル交換をしていなくて、スラッジで内圧を抜くバルブが固着した場合などだ。

 いずれにしても、漏れだしたら交換や打ち変えだが、パーツとしては安いものながら、交換工賃はけっこうかさむことが多い。気を付けることでガスケットやゴム製パーツの劣化を防止することはできないが、経験上ではエンジンが暖まるまでは全開をしないようにすると持ちがいいように感じる。理由としては、金属が膨らむ前んで落ち着く前に負荷がかかるのがよくないから、というものだ。

近藤暁史

最終更新:9/23(月) 11:40
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