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【試乗】BMW M760Li xDriveは贅を尽くした高級感とV12エンジンの官能を心ゆくまで味わえる

9/23(月) 12:01配信

Webモーターマガジン

存在感を際立たせるフロントグリルデザイン

BMWセダンシリーズの頂点に立つ7シリーズの中でも、V12エンジンを搭載したトップofトップがM760Li xDriveである。「M」の持つスポーツ性と究極のエレガンスに酔いしれてみた。(Motor Magazine 2019年10月号より)

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新しい7シリーズのエクステリアデザインを眺めているうちに、バットマンに登場する「ゴッサムシティ」のことを思い浮かべていた。初期型のすっきりとしてどこか優しげな印象が一変し、新型は明確な表情と力強い存在感を手に入れた。その手法は、話題になった大きなグリルや前輪後方のデザインアクセントにも表れているとおり、垂直に切り立った直線重視。そのデザインは前衛的であると同時に古典的でもある。そんなところがゴッサムシティのイメージにつながったようだ。

ちなみに、ゴッサムという言葉は「ゴシック」とも関係があるが、いわゆるゴシック建設の中にも垂直方向のラインを重視したデザインは少なくないように思う。それにしても、近年はワイド傾向が強まる一方だったBMWのフロントグリルが、新型7シリーズとX7では一転して天地方向にそびえ立つデザインとされたことには賛否両論があるようだ。

そこで私は、6月末に行われたBMWのイベントNEXT Genの会場でチーフデザイナーのエイドリアン・ファン・ホーイドンク氏を見かけたおり、その新しいグリルに込められた意図を直接、確認してみることにした。
「私たちはグリルのバリエーションを増やす必要があると感じていました」とファン・ホーイドンク氏は語り始めこう続ける。

「8シリーズのようにスポーティなモデルに関しては低くてワイドなグリルを採用する一方、X7のようにサイズの大きなクルマは縦方向を重視したグリルを選びました。ところで、小さなグリルを備えた従来の7シリーズについては、すでに多くの方々に認知いただいています。そんな7シリーズもモデルライフの後半に入りました。そこで新しい表情を与えて、みなさまに再認識していただくのもいい時期だと考えました。私は、あのデザインによってエクステリアの存在感が一層、強まったと捉えています」

加えてファン・ホーイドンク氏は、今後8シリーズや3シリーズのようにスポーティなモデルは薄くてワイドなデザイン、5シリーズなどはその中間の形状にすると教えてくれた。

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最終更新:9/23(月) 12:01
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