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わかっているつもりになってない? タバコの副流煙が犬に与える影響とは?

9/23(月) 8:30配信

いぬのきもち WEB MAGAZINE

犬と暮らしているタバコを吸う習慣がある方に知ってほしい!タバコの副流煙が犬に与える影響について、いぬのきもち相談室の獣医師が解説します。

犬もタバコの煙を吸い込んでいる!

タバコには、主流煙と副流煙があるのは広く知られていますね。主流煙は喫煙者が吸い込む煙で、副流煙はタバコの先から出る煙のことをいいます。

厚生労働省によれば、タバコの副流煙に含まれる有害物質は、主流煙よりもニコチンが2.8倍、タールが3.4倍、一酸化炭素が4.7倍多く、発がん性のある化学物質のベンゾピレン、ニトロソアミンなども含まれています。

喫煙者でなくても、他人のタバコの煙を室内などで吸わされてしまうことを受動喫煙といい、その空間にいるだけでタバコの煙を吸ってしまう、受動喫煙は問題となっています。

犬と暮らす生活空間の中に喫煙者がいる場合、犬も日常的にタバコの煙を受動喫煙で吸い込んでいて、肺がんや鼻腔がん、服鼻腔がんなどの発生率が増加することが報告されています。

犬は三次喫煙でタバコの有害物質を受けやすい!

衣服や壁、カーテン、じゅうたんなどに付着したタバコの煙に含まれる成分が、直接あるいは間接的に被害をもたらすことを「三次喫煙」といいます。

犬のいない場所でタバコを吸っていても、有害物質が付着した衣服のまま犬が抱っこされたり、床やじゅうたんをなめたりすることで、タバコの有害物質を三次喫煙によって摂取してしまうのです。

有害物質の粒子を含むタバコの煙は重く、空間の下にたまります。犬は、床から近い位置で過ごす時間が多いので、喫煙者と暮らす犬は有害物質を取り込みやすい環境で生活するしかありません。これは、ハイハイをしたり、なんでも口に入れてしまう人間の赤ちゃんでも同じことです。

家族と犬の健康ために禁煙を

オクラホマ州立大学の研究では、マズルの長い長頭種では発がん物質にさらされる鼻の面積が広いため、鼻のがんにかかることが多く、短~中頭種では多くの発がん物質が肺に到達するため、肺がんに罹患することが多いことが報告されています。

人にも犬にも害を与えるタバコの煙、家族の一員である愛犬の健康のために、禁煙を考えてみませんか? タバコは自分の健康だけでなく、家族や愛犬の健康を脅かす恐れが高いことを知ってください。

参考文献:Oklahoma State University.Secondhand Smoke Is A Health Threat To Pets.2007
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください

いぬのきもちWeb編集室

最終更新:9/23(月) 8:30
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