ここから本文です

本250冊、セミナー50本でわかった「お金の運用のたった一つの答え」~泉正人さんインタビュー

9/23(月) 14:30配信

webマガジン mi-mollet

 「お金持ちは、お金についてどんなふうに考えているの?どうつきあっているの?」というミモレ編集部の疑問から生まれたインタビュー企画。マネー業界のトップの方々に「お金持ちのお金の価値観」についてじっくり伺っていきます。
今回ご登場いただくのは、ファイナンシャルアカデミーグループ代表の泉正人さん。「お金の教養」を学べるスクール運営を行っている泉さんに、マネーコラムニストの西山美紀と編集部員の片岡が話を伺いました。

 

<今回お話を伺ったのは……>

 泉正人さん
ファイナンシャルアカデミーグループ代表。一般社団法人金融学習協会理事長。2002年にファイナンシャルアカデミーを創立し、代表に就任。身近な生活のお金から、会計、経済、資産運用に至るまで、独自の体系的なカリキュラムを構築。東京・大阪・ニューヨークの学校運営を行い、「お金の教養」を伝えている。著書に『お金の教養』(大和書房)、『お金原論』(東洋経済新報社)他多数。

――泉さんは、以前は「お金」とは全く違う分野のお仕事をされていたと伺いました。

泉正人さん(以下敬称略):はい、以前はIT関連の仕事をしていたのですが、個人的なお金の運用を考えたときに、なかなか“答え”が見つからなかったんです。どうやってお金を増やしていったらいいのかがわからない。それで、当時出ていたマネー本を250冊読みあさりました。株や貯金、不動産、先物取引など、あらゆるマネー本を読みました。

それと並行して、マネーセミナーも聞きにいきました。証券会社などが開催しているセミナーを中心に、50本は行ったと思います。
 

――相当なインプット量! 何か見えてきたことはありましたか?

泉:はい、たった一つだけ答えが見つかったんです。何だと思いますか?

――なんでしょうか……実際にやってみないとわからない、とか?

泉:いいえ、もっとシンプル答えです。
「結局よくわからない」ということ。

 ――「よくわからない」という答えにたどり着いたと?

泉:そうです。どんなにマネー本を読んでみても、マネーセミナーを聞きに行っても、お金を増やすことは、何が正解かがさっぱりわからなかった。

マネー本もマネーセミナーも、結局は2種類に分かれます。

「単にその人の考えていることや経験」を伝えているか、「金融商品に紐づいた、売り手の意思」を伝えているか。
前者の「その人の考えていることや経験」では、自分が同じようにマネをして成功するかどうかはわかりません。
また後者のように、どこかの金融商品に紐づいたセミナーは、結局その金融商品の宣伝になってしまうケースも多々あります。例えば、証券会社主催のセミナーなら、「株を買いなさい」と絶対に言いますよね。不動産会社主催なら、「不動産を買いましょう」と言いますし、マイホームの会社にお金をもらってセミナーをしている人は「マイホームはいいですよ」と言う。保険会社なら「保険であなたの人生を守りましょう」というはずです。

そんなことばかり聞いていたら、正解がまるでわからなくなりました。

――まさに、「お金を増やす正解がわからない」という人は多いですね。

泉:それで、自分自身が「お金を増やす正解」を知りたくて、2002年にファイナンシャルアカデミーを立ち上げました。一人の消費者の立場から、お金について勉強したいという想いで、これまでになかった“学ぶ場”をつくったんです。

特徴的なのは、私自身がお金の専門家ではなかったという点。私自身もゼロから勉強して、「この人に話を聞きたい」「こういうことを学びたい」という想いを形にしてきました。そして、お金を学ぶための知識を体系化して、短期間で習得できる講座をつくって、今は学校を運営しています。

――どちらかの金融機関に属している形ではないということですね。

泉:はい。証券会社や不動産会社、保険会社などに属していないので、いわゆる“ポジショントーク”がありません。何かの金融商品に偏ることがなく、中立的な立場で学びをお届けしています。

実は私、ちょっと疑い深くて、例えばレストランに行って「今日はこれ、おすすめですよ」と言われると、「本当におすすめ? 何か裏があるのでは」と内心思ってしまうタイプなんですよね(笑)。
中立的な正しい情報を知りたいという想いが強いので、自らその情報を学べる学校をつくったというわけです。

――お金に関する「中立的な正しい情報」を探すことは、確かに難しいと感じます。

泉:証券会社や保険会社などの金融機関に紐づいていない「独立系ファイナンシャルプランナー事務所」という言葉がありますよね。でも、それは単に独立をしている、つまりフリーで活動しているだけで、完全に中立であるとは限りません。何らかの金融機関とつながっているケースがあるのです。

例えば、その事務所に相談をして保険に入ると、裏で保険会社から手数料が入るといったようなケース。相談者さんが納得する形であれば問題ないと思いますが、「独立系=完全な中立系」だと思ったら間違いです。

もし偏った考えに触れて、自分のお金を間違った方向で増やしていっては大変です。お金に関しては、中立的な情報を探していくこと大事だと思います。

40~50代の働く女性が「女性の定年後」を参加者全員で考える!
定年後のセカンドステージを考える『オンナの定活セミナー』開催

将来のお金を考える上で、避けては通れないのに、一人ではつい後回しになってしまう「定年後のライフデザイン」。
同世代で共感しあいながら、まずは定年後の不安やモヤモヤを見える化しませんか?
40~50代で訪れる女性特有のカラダや心・環境の変化などを知り、 定年後自分らしく生きるための『定活』の必要性に気付くことができる講座です。

●日程:9月29日(日) 
●時間:10:00-12:00(受付9:45~)
●場所:ファイナンシャルアカデミー丸の内本校2号館 
●費用:2000円(税別)

文/西山美紀
撮影・構成/片岡千晶(編集部) 

 

西山 美紀

最終更新:10/1(火) 15:48
webマガジン mi-mollet

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事