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「山手線1周」の切符はどうやって買えばいい?

9/23(月) 6:00配信

東洋経済オンライン

 都営交通お客様センターに聞いてみると「『都営まるごときっぷ』などを買ってください」と言われた。これは都営地下鉄や都バスなど都営交通各線の1日乗車券だ。

 そこで一計を案じた。都営地下鉄の運賃は、乗車経路にかかわらず最短距離で計算することになっているので、都庁前から新宿への切符でぐるっと回っても問題ない。

 筆者は新宿からいったん都庁前まで行き、そこから大江戸線を1周する。最初に新宿で「新宿→光が丘」の切符を買っておき、都庁前で「都庁前→新宿」の切符を買えばぐるっと回れるのではないか、と考えた。念のため東京都交通局に確認すると、この方法で乗るのは問題ないという。

 ちなみに「東京都地下高速電車旅客営業規程」には、旅客運賃を計算する場合に「計算経路が環状線一周となるとき又は一部若しくは全部を重ねて乗車する(以下『復乗』という。)ときは、環状線一周となる駅又は復乗が開始される駅においてキロ程を打ち切つてそれぞれ別に計算する」とある。

 新宿駅で、まず都庁前まで行くための180円の切符と、新宿―光が丘間の270円の切符を購入した。都庁前で改札を出て、今度は新宿まで180円の切符を買う。これで大江戸線全線を乗り通すことができる、と思うと少しばかり感情が高ぶった。ただひたすら地下を走る大江戸線に乗り通すという機会はなかなかない。

 都庁前14時48分発の飯田橋・両国方面光が丘行きに乗車。しばらくの間は各駅で乗り降りが続くが、蔵前を出ると車内は空いてきた。門前仲町あたりから再び乗客が増え始め、六本木では大勢が乗り込み、車内は蒸し暑くなった。

 都庁前を出発して59分後の15時47分に新宿着。ここで1枚目の乗車券の区間は終わりだ。下車はしないが、ここからは2枚目の乗車券の区間になる。15時50分に都庁前着。これにて環状区間1周だ。

 乗車はまだ続く。都庁前を出てもしばらく車内は混み合っていたが、新江古田で大半の乗客が座れるようになり、練馬春日町からはガラガラになった。16時12分、ついに光が丘着。改札で2枚の乗車券に無効印を押してもらった。見ただけで事情がわかるためか、山手線の際と違いとくに何も聞かれなかった。

■やっぱり1日乗車券は便利

 光が丘から新宿へ戻ろうと改札を通り、運賃の計算をしてみると、この日に乗った都営大江戸線の運賃だけで900円(正確には、光が丘から新宿までの帰りは交通系ICカードを使ったので897円)かかった。都営交通お客様センターが案内した「都営まるごときっぷ」は700円だ。もし「都営まるごときっぷ」を買っていれば、全線乗り通しとその前後の移動で余計にお金を払わなくてもよかったことになる。

 環状線を1周乗り通すには、山手線の例で紹介したように往復切符を買えばいい。ただ、購入は少し手間取る。都営大江戸線のような環状線プラスアルファの路線ではもっと手間がかかる。実際には「都営まるごときっぷ」のような1日乗車券を買ったほうが安くて便利ではある。

 基本的には出発地と同じ駅に戻ってくることになる環状線1周。実用的には乗り通す機会はほとんどないであろうが、どのように切符を買うかを含め、やってみても面白いだろう。

小林 拓矢 :フリーライター

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最終更新:9/23(月) 8:13
東洋経済オンライン

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