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「メルカリ」のサーバーを一時ダウンさせた男、俳優・篠井英介の「メルカリ生前整理術」

9/23(月) 6:00配信

週プレNEWS

■必ず一筆添える! 篠井流"梱包術"


――篠井さんはどうしてそこまでメルカリにハマったんですか?

篠井 匿名同士なんですけれど、買い手さんとの交流がもう本当に楽しくってね。「もう少しお安くなりませんか?」ってメッセージが来ることもあるんですけれど、見ず知らずの人が自分の出品した商品に対して、ちょっとでも欲しいと思ってくださっていると考えるとうれしくって。

だから僕は買ってくれた方に必ずお礼の手紙を書くんです。それに対して、「ご丁寧にありがとうございます」とメールが返ってくるとまたうれしいじゃないですか。お互いにいい気持ちでやりとりが終わる。それが楽しいんです。

――やりとりする上でのこだわりはなんですか?

篠井 梱包ですね。商品を受け取った方から、「こんなきれいな梱包は初めて見ました!」ってお返事をもらったこともあるくらい。きれいに畳んだり、"プチプチ"を巻いたりするのが割と好きで。

――"プチプチ"ですか! どこで手に入れるんですか?

篠井 Amazonで普通に売ってますよ。あとはいただいたプレゼントに入っていた"プチプチ"や丈夫そうな紙袋はみんなメルカリの梱包のために取っておくんです。

こだわりといえば、値づけは相場を気にしないってこともそうかな。普通はリサーチするらしいんですけれど、僕は「自分がこれを買うとしたらいくらかな?」という基準で値づけしています。だいたい相場よりもうんと安くなっちゃうんですけれどね(笑)。

■掘り出し物の宝庫。実家でいらないモノをリスト化しよう!
――読者のなかには、「そろそろ親の生前整理を真剣に考えないと」って悩んでいる人もけっこういると思うんです。でも親にはなかなか言いづらいもの。どう切り出せば、親を傷つけずに伝えられるでしょうか?

篠井 親御さんたちは頭のどこかで、身辺整理をしたいなと絶対に思っているはず。年を取ってくれば、身ぎれいになりたいなと思うのが普通なんです。

でも、「生前整理をしてちょうだい」とか「終活しなさい」なんて言うと、角が立ってしまう。だから、お子さんは「いらないモノがあれば僕が処分してあげるよ。ひょっとしたらお金になるかも」って言ってあげればいいんです。

――なるほど。生前整理や終活といった言葉はあまり言わないほうがいいんですね。

篠井 僕も以前、実家に帰ったとき、部屋に飾ってあったお人形さんを見て、「こんなのいる?」って親に聞いたんですけれど、「いらないわ。でもかわいそうで捨てられないでしょ」と言われたことがあって。「わかった。僕が預かっていくね」って言って自宅に持ち帰って、メルカリに出したことがありますよ。

実家は掘り出し物の宝庫。上手に処分してあげれば親御さんもすごく助かるはずですよ。

――売れたお金を親に渡したら、喜んで「これもお願い」ってなるかもしれませんね。

篠井 そうそう。でも、売り上げの何割かはもらっていいんじゃない?(笑)

――手数料として(笑)。

篠井 どうせいらないモノだし、少しでもお金になるならって親御さんも納得しますよ。

――確かにそうですね。

篠井 自宅にモノがない人は実家を探してみるといいですね。何かしら眠ってますから(笑)。夏休みに帰ったときに「あれ、いらなそうだな」と思うモノがあったんじゃないですか? そうしたら、いらなそうなモノのリストを作るの。

それで親に確認を取って、「もらってくね」って持ち帰ればいい。もしくは写真だけ撮ってメルカリに出品してみて、売れたら実家から発送するようにしてもいいかも。

――それはいいですね!

篠井 ご実家が離れている場合は親御さんにメルカリの使い方を教えてあげればいいと思う。けっこうハマる人が多いんじゃないかな。

――年配の方が使う場合、何かアドバイスはありますか?

篠井 年を取ると途中でわかんなくなったら、いやになっちゃうんですよね。それでイラッとするとすごくストレスがたまっちゃいますから、もしわかんなくなったら、思いきって一回やめちゃえばいいんです。

また時間があって、心にゆとりがあるときにトライすればいい。何回もやっているうちに意外とコツがわかってきて、「あら、簡単だわ」ってなったりしますから。

――僕も「パスワードが違います」ってなっただけでよくイライラしますもん(笑)。「いや俺、このパスワードしか使ってないねん!」みたいなことで。年配の方のストレスはすごくわかります。

篠井 そうそう(笑)。なるべく頑張りすぎないほうがいいと思います。とにかく軽い気持ちで始めるのが一番ですよ。

●篠井英介(ささい・えいすけ) 1958年生まれ、石川県出身。映画やドラマ、舞台に多数出演する。現代演劇の女形としても活躍している。2014年1月から石川県観光大使に就任


取材・文/インタビューマン山下 撮影/山上徳幸

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最終更新:9/23(月) 23:33
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