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KAWASAKIを世界王者に押し上げたNinja ZX-10RRの強さの秘密とは!?

9/24(火) 18:05配信

エイ出版社

バランスの追求で“勝つ”

ここ数年、毎年のようにWSBで勝つための進化を繰り返しているNinja ZX-10RR。2018年シーズン、ZX-10RRはWSBでは厳しい回転制限を受けつつも、圧倒的な強さを発揮している。 2019年型のZX-10RRは、さらなる強さを誇示するためエンジン内部を大幅に変更、 そしてそれは、一般 のライダーも恩恵を受けられるバランス追求の極みといえる進化だった。

ここでは昨年9月にオートポリスで行われた、Ninja ZX-10RRのワールド・プレス・イントロダクションで試乗した、ライダースクラブ編集長・小川 勤のインプレッションをお届けする

目の前を走るジョナサン・レイ 選手のライディングは、頭を目センターに残した、大きくアクショ ンしない映像の中で観ているそのままのスタイルだった。アグレッシブ というよりはスマートで、速いのに バイクは暴れずにビタッと安定し、理想的といえる効率で旋回していく。欧州の一流ライダーはバンクしてい る時間が短い。日本のようにグリップするサーキットはないため、素早く向きを変え、素早くバイクを起こして立ち上がっていく。対して日本は、ハイグリップな路面とタイヤだ から、バンクしている時間が長くなりがちのライディングスタイルになる……。そのライディングを一瞬と はいえ、目の前で見られるとは…… まるで夢のような時間が流れる。

2018年9月2~4日、全日本ロードレース選手権のオートポリスに合わせて行われたZX10RRのワールド・プレス・イントロダクションに参加してきた。JSBクラス決勝前にジ ョナサン・レイ選手のライディング によりデビューしたNew ZX10RRは、正直思ったほどの衝撃はなかった。しかし、翌日の試乗会で実際に走るとそのキャラクターは別物で、僕は並列 4 気筒の等間隔爆発でこれほどトラクションするエンジンを知らなかったし、204psというスペックを恐怖感なく扱える世界があるとも思っていなかった。

今回の10 RRの変更点はエンジンだ。レイ選手のスイートスポットに入っている車体は大きく変更しなくても「勝てる」という判断である。

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最終更新:9/24(火) 18:05
エイ出版社

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