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伊藤健太郎×玉城ティナ『惡の華』に各界著名人が絶賛コメント 中川大志「嫉妬させられる」

9/26(木) 15:04配信

リアルサウンド

 9月27日に公開される伊藤健太郎主演映画『惡の華』に、各界著名人がコメントを寄せた。

 本作は、『別冊少年マガジン』に2009年から5年間に渡って連載され、「このマンガがすごい!2011」オトコ編の10位にランクイン、「マンガ大賞2012」にもノミネートされた押見修造の同名コミックを実写映画化したもの。連載中の2013年にはテレビアニメ化、2016年には舞台化を果たし、数多くの映画化のオファーを受け、原作者からの逆指名で『片腕マシンガール』『覚悟はいいかそこの女子。』の井口昇監督がメガホンを取ることになった。脚本は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『心が叫びたがってるんだ。』の岡田麿里が担当する。

 鬱屈とした青春と、行き場のない衝動を描いた本作で、主人公・春日高男役を伊藤が務める。中学2年生、思いがけず憧れの女子の体操着を盗んだところをクラスの問題児・仲村佐和に目撃されてしまい、そのことを秘密にする代わりに彼女との“契約”を持ちかけられる役どころを演じる。春日の中に自分と通ずる何かを見つけ、執拗につきまとう仲村を演じるのは、玉城ティナ。また、春日が片思いをするクラスのマドンナ・佐伯奈々子役には、数百人以上のオーディションを経て秋田汐梨が抜擢された。そして、今回初の映像化となる高校時代に春日と交流を深める常磐文役を、飯豊まりえが務める。

 コメントを寄せたのは、俳優の中川大志、映画監督の廣木隆一や白石和彌ら各界の著名人11名。中川は「罵られ、ど突かれる、伊藤健太郎の顔。くそぅ……いつも嫉妬させられる」と綴っている。コメント全文は以下のとおり。

コメント一覧
中川大志(俳優)
なんだろう。知っている、この感じ。
閉鎖的な空間の中で、自分と、自分以外の人との間に線を引き、自分だけは違う、こちら側から、いつかは向こう側に行ってやるんだと思い続けた日があった事を思い出してしまった。
そして、向こう側から見たら、こちら側も向こう側なんだって気付いた時、自分は自分らしく生きてくしかないと思った時の事も。
これは、井口監督にしか描けない惡の華だと思いました。
罵られ、ど突かれる、伊藤健太郎の顔。くそぅ……いつも嫉妬させられる。

栗原類(モデル・俳優)
行き場所がなく合わせないと生きていけない思春期と言う時間。誰にも言えないこの一番苦しい時間に必死に喘ぎ、生き続けてその先にある楽園を探す姿が美しい。
もっと若い時にこの作品と出会いたかった。

町山智浩(映画評論家)
井口昇は『惡の華』をスクリーンに開花させるために監督になったのかもしれない。
仲村さんという漫画史に残るアンチ・ヒロインに完璧な血肉を与えた玉城ティナに悶絶せよ!

廣木隆一(映画監督)
キャスト全員が思春期という言葉で言い表せない季節を、もがき苦しみ悲しむ姿が切なくも痛く素晴らしかった!

江戸木純(映画評論家)
パワフルな原作の完璧以上の映画化。すべてが愛おしい。
青春は変態まみれの痛みと哀しみに満ちた切ない綱渡り。
その葛藤を深い愛と優しさで見事に描いたこの稀有なる傑作は、思春期という地獄を往く者たちの永遠のバイブルとなるだろう。
イグチはもはやミゾグチ、ナルセと並ぶ日本映画が誇る国際言語である。

大橋裕之(漫画家)
俳優さん達の顔がふいに押見漫画の顔に見える気がして、原作と映画が溶け合ってる感じにドキッとした。
誰が普通で誰が狂ってるのか分からなくなるのも気持ちよかった。
あと、公園でササッと動く仲村さんが100点満点でした。

岩田和明(映画秘宝編集長)
『惡の華』賛歌!井口昇監督の狂気の画力、伊藤健太郎くん、玉城ティナさん、秋田汐梨さんの圧倒的な目力が全編に冴え渡り、夢中で狂わされる! 砂浜、夕陽、水平線、そして少年少女ーー。
井口昇監督史上、最高に純粋でロマンチックな名シーンの誕生!
正調なる見事な青春映画、それが『惡の華』だ。

白石和彌(映画監督)
どんなダメ人間でも、どんなクソムシでも、誰にも理解されない変態でも、井口監督は丸ごと肯定する!
書き殴る文字も、地面に投げ出される肉体も、暗闇に響く慟哭も、どれも尊く美しい。
原作と井口監督のシンクロ400%の傑作です!

松江哲明(ドキュメンタリー監督)
かつて、翌日からの学校生活が嫌で仕方なかった日曜の夕方、こんな映画が観れていたら、と思った。
この国特有の絶望と希望が同居する本作に、思春期というタイミングで出会えるあなたが羨ましい。

燃え殻(作家)
海で3人が波と戯れ笑うシーンは、クソ涙が流れた。
あんなことはまったく起きなかった僕のクソムシみたいな青春が、浄化されていくようで、クソ涙が流れた。

酒井麻衣(映画監督)
自分は何がしたいのか分かっている様で言語化も出来ず、窮屈に思えた学生時代。
学校にも家にも行けずただ電車に揺られ、まだ見ぬ「向こう側」を探して、高揚したかった自分とこの映画を重ね合わせました。
生命力の強さとそこから生まれる美しさが身体を突き抜けたのです。
私はこの映画を通して惡の華と出逢い原作を読みましたが、押見先生の描く人間の匂いを堪能できて幸せでした。

リアルサウンド編集部

最終更新:9/26(木) 15:04
リアルサウンド

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