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《虐待音声公開》1歳児に「泣けばいいと思ってんじゃねーよ、この野郎!」都内保育施設虐待 恐怖の“お叱りベッド”も

9/28(土) 10:00配信

文春オンライン

「笑ってんだけど! 超ムカつく!」
「いらないの、そんな子は!」
「どういう教育受けてんだよお前は全く」

【虐待音声公開】「泣けばいいと思ってんじゃねーよ、この野郎」

 取材班が入手した音声に記録されていたのは、女性の怒号と幼児が泣き叫ぶ声。この音声が録音されたのは、東京・足立区の竹ノ塚駅東口から徒歩13分ほどの場所にある24時間営業の認可外保育施設(ベビーホテル)「X」だ(本稿の最後に実際の録音データを公開中)。約100平米のワンフロアで、園庭はない。保育資格を保有している職員は4名、それ以外の職員が10名。時間帯にもよるが、2~3名で平均10名程度の子供を保育している。

「ここでは、保育士による幼児虐待が日常的に繰り返されているんです」と告発をするのは、臨時職員として働くR子さんだ。

虐待をしているのは社員の2人

「園児たちに虐待をしているのは園長のAさん(28・女性)と、社員保育士のBさん(27・女性)です。このままでは園児たちの心に一生消えない傷が残ってしまいますし、最悪死亡事故が起きる可能性だってあります。今回お話ししようと思ったのは、一刻も早く園児を救わなければいけないと思ったからです」

 R子さんが「X」で働き始めたのは昨年11月。R子さんは保育士資格を持っていないため、資格を持った保育士とペアになって、週2~3回勤務することが多いという。

「元々子供が好きだったので、保育園で働けることになり、とてもうれしかったんです。だからこそショックが大きくて……。

 ネットなどで調べてみたら、児童相談所などに通報するにしても、写真や録音があったほうがいいと知りました。それから虐待の様子を記録してきたんです」

 ベビーホテル「X」が開園したのは2001年6月のこと。当時は子供好きの夫婦が営んでおり、約15年間にわたって、地域に根付き親しまれてきた。

ほとんど園に現れない新しい社長

 しかし2016年に夫婦が体調不良などの理由から現場を離れることになり、現社長C氏(50代・男性)が経営を引き継いだ。C氏は「X」の経営以外にも、足立区内でマンションのモデルルームの新設や解体工事を行う会社や、飲食店を経営している。R子さんによると、C氏が園に姿を見せることはほとんどなく、園の様子は防犯カメラで事務所からチェックしているという。

「たまに園の防犯カメラが動いていると『あ、今見ているんだな』と分かりますが、子供たちと関わることは殆どない。ゴルフ好きで、テレビ番組にアマチュアゴルファーとして出演しているのを見かけたことがあります」(同前)

「X」の経営者がC氏に代わったことで、C氏の知人でもあったAが入社し、園長になった。

「Aさんは元々保育士資格を持っていたのですが、前職はアパレル関係だったそうで、保育士として働くのは『X』が初めてです。事務仕事が得意で、提出書類や園の飾り付けなどは完璧にこなすタイプ。小柄でぽっちゃりとしていて、保護者への対応はすごく物腰が柔らかい。そのため最初のうちは保育士の間でも『いい園長で良かったね』と好評だったようです」(同前)

 しかし、A園長の専門学校時代の友人であるBが社員として働き始めた頃から、二人による虐待行為が始まったという。

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最終更新:10/4(金) 14:45
文春オンライン

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