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大塚家具、メーンバンクに見捨てられ年内がヤマ? 久美子社長はそれでも余裕

9/30(月) 5:59配信

デイリー新潮

 大塚家具のメーンバンクである三井住友銀行が、同社株およそ86万株を売り払ったと「NewsSocra(ニュースソクラ)」(9月13日配信)が報じた。そもそもこの株は、大塚家の資産管理会社で、かつては同社の筆頭株主でもあった「ききょう企画」が保有していたものだったが、借金の担保として三井住友に差し出していた。

 これで“安定株主”の後ろ盾を失った大塚久美子社長、来年の株主総会は大丈夫か? と思えば、「来年の話などすれば、鬼に笑われます。年内がヤマです」との声も……。

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 メーンバンクが株を売り払うという噂は「前々からあった」と言うのは、さる事情通だ。

「三井住友が、借金のかたに株を取ったのは久美子氏が社長に返り咲いた翌2016年のこと。当時の株価は1500円程度でしたが、いま同社の株価は200円を切って180円ほど。担保価値は8分の1以下になっています。銀行も何度か催促したようですが上手くいかなかったのでしょう。ただ、上場企業の創業家の資産管理会社に強制執行をかけることについては、さすがに躊躇したようです。それでも大塚家具が潰れてしまえば債権回収も覚束ない。銀行としては何もせずにいるよりも、少しでも回収できるほうを選んだということでしょう」

 なぜ返せない借金などしたのだろうか。

「そもそも、ききょう企画というのは、大塚家具の創業者で久美子社長の父、勝久氏が、1985年に設立した大塚家のための資産管理会社でした。勝久氏には3人の娘と2人の息子がいます。久美子氏は長子ですが、長男の勝之氏が跡取りということで、彼がききょう企画の株の半分を保有していました。しかし、08年に勝之氏が退社すると、久美子氏らがきょうだいの持ち分を平等にするよう主張し、相続対策として勝久氏の持つ株の一部もききょう企画に譲渡するよう求めたのです。これによってききょう企画は、大塚家具株の10%弱を保有する大株主になった。その際、これらの株の購入資金には、ききょう企画が15億円分の社債を発行して充てられました」(同)

 大塚家具の“お家騒動”が勃発するのはここからだ。

「09年に勝久氏は、いったんは会社を離れた久美子氏に社長を譲り、自らは会長に就きますが、経営方針を巡って親子の対立が深まり、14年に取締役会で久美子社長の退任を決定。ところが、翌15年の取締役会では久美子派が多数を占めて、勝久氏が社長を追われることになり、久美子氏が社長に復帰。さらにこの年春の株主総会で、両者が社長の座を巡って争うこととなり、プロキシーファイト、委任状の争奪戦が行われました。そこで久美子氏が6割の株主の支持を得て圧勝するのですが、このときの基礎票が、ききょう企画の持つ株でした」(同)

 勝久氏は自身の創業した会社を追われることとなるのだが、そのまま黙ってはいなかった。

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最終更新:10/2(水) 14:52
デイリー新潮

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