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節約で自分の老後に仕送り マネー賢者は楽しく上手に

10/1(火) 7:47配信

NIKKEI STYLE

今月のマネーハックのテーマは「節約」で、そのヒントを4回にわたり紹介してきましたが、まだ仕上げが残っています。それは「節約に成功したお金を、将来のためにためる仕掛けづくり」です。

節約に成功したお金があなたの資産に加わって、はじめて節約の取り組みは完成するのです。

■成功してきたら、自動的にたまる仕掛けを

せっかく節約に成功して月5000円ためられたとしても、その5000円を別の消費に振り替えてしまう人がいます。節約せず、ともに消費していたら出費ばかりになっていたものを、1つの消費についてはガマンしたといえるもしれません。しかし、それでは家計にとっては何のプラスになりません。

先々週の「『2×2』の発想で節約 まず固定費を徹底的に見直す」と先週の「消費増税に節約で勝つ 日常生活品にこそ削る余地あり」で、「2×2」の発想を紹介しました。これは、固定費と日常生活費という軸と、完全に消費をやめる視点と割安な商品に変更する視点という軸を設定し、4マスそれぞれで節約の仕方を考えてみるものです。

こうした取り組みにより節約が継続的に実現できそうであれば、もう一歩踏み込んで行うべきことがあります。「節約できたお金を、資産形成に振り替えていく」という手続きです。それを定期的に(毎月)するのは面倒だなと思うのであれば、「自動化」すればいいのです。

■自動引き落とし、できるだけ給与振込日直後に

節約に成功しているとき、預金通帳の残高が毎月節約した金額だけ増え続けていくのであれば、苦労はありません。「今までずっと給与振込日前日には0円だったものが、月1万円の節約ができるようになったので、10カ月後の給料日を残高10万円で迎えられました」という声はあまり聞きません。

私たちはそれほど理性的ではないのです。家計のやりくりをがんばっていても、ふっと疲れたとき「給与振込日の前日なのにまだ2万5000円もあるじゃないか!(今までだったなら0円だったのに)」と思って、使ってしまうことがあるでしょう。

もし3~4カ月かけてがんばった節約の成果であっても、それを使ってしまうのは本当に一瞬でできます。

できればメインバンクの普通預金の残高は給与振込日に「いつも決まった残高」にしておくことをオススメします。「いつも残高0円で給料振込日を迎える」「いつも残高5万円で給料振込日を迎える」というようなスタイルを、節約に成功しても続けるのです。

そのためには、ためられるようになった金額については、使ってしまわないよう、自動引き落としを活用するとよいでしょう。最初に1回手続きすれば、あとは自動的に実行されます。そして、なるべく引き落としの日は給与振込日のすぐ後に設定します。

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最終更新:10/1(火) 7:47
NIKKEI STYLE

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