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Amazon だけの販売で、いかに D2C ブランドをつくるか?

10/2(水) 11:51配信

DIGIDAY[日本版]

多くのデジタルブランドはAmazonにアレルギーがある。だがなかには、両手を広げてそれを歓迎するブランドもある。

Amazon専用に製品を開発する企業が増えている。彼らは顧客獲得の望みをGoogleとFacebookに託すのをやめ、Amazonを全面支持しているのだ。この風潮を牽引するのが、イノベーションデパートメント(Innovation Department)である。同エージェンシーはこれまでに、自社のメディア資産とeメールデータを介して、Amazon専門のブランドをいくつも築き上げてきた。イノベーションデパートメントは、何百万件というメールアドレスを活用することで、トラフィックをAmazonで売られている自社製品へと送り込んできた。そしてそれらの商品は、Amazonの商品検索で首位をキープしてきた。

決めてはオーディエンス基盤

ニューヨークを拠点として活動するイノベーションデパートメントは、傘下に複数のビジネスを擁している。ひとつが、ブランドが共同で顧客のeメールデータを管理するためのソフトウェア、ドージョーモージョー(DojoMojo)。もうひとつが、食品やファッション、テクノロジーなど、幅広いトピックを扱うウイークリーニュースレターを発行するメディア企業、バリリアンメディア(Valyrian Media)だ。イノベーションデパートメントの創業者でCEOのアレックス・ソング氏は、同社のニュースレターは「スキム(The Skimm)」と似たタイプで、フリーランスライター25人を使って運営されていると述べる。これら2つのエンジンを活用することにより、同社はすでに150万人超の購読者からなるオーディエンス基盤を築いているという。

イノベーションデパートメントがAmazon特化型のプロダクトブランドを確立できたのも、これらの資産のおかげだと、ソング氏は述べる。同社は、ドージョーモージョー経由で配信する懸賞メールとニュースレター(バナー広告とテキスト内の商品リンクの両方)を使って、Amazonで販売している自社製品を宣伝している。

その目的は、AmazonのSEOに対応した「フライホイール(弾み車)」をつくることだ。商品に直接リンクされる人の数が増えれば、それら商品のランキングを上げる助けになることは間違いない。さらには、彼らが実際に購入してレビューを書けば、商品の注目度はいっそう高まる。ソング氏は、同氏をAmazonのブランドビルダーにしてくれた強力なメールリストを起点とするシステムを考え出した。「Amazonのアルゴリズムのしくみは、GoogleのSEOと同じようなものだ」とソング氏はいう。

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最終更新:10/2(水) 11:51
DIGIDAY[日本版]

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