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「キモい」アレクサ肉じゃが男、恋愛&結婚相手としては実はアリかも? 婚活プロの見解

10/4(金) 6:10配信

オトナンサー

「キモい」「腹立つ」「マザコン」など、ネット上で数々の辛辣(しんらつ)な声が上がっている、AIアシスタント「アレクサ(Alexa)」のCM。

 肉じゃがを作ろうとする男性が「母さんの味にならない」と、タブレット端末を通じて母親にアドバイスを仰ぎ、言われた通りに調味料を加えると、完成したのは「カレー」。さらに、交際相手について母親から問われると、男性は「アレクサ、通話を切って」と指示し、デートのプレイリストを流すよう再度指示を出す…というストーリーのCMです。

 ネット上では「どうして母親の味を彼女に食べさせたいの?」「母親が子離れできていないように見える」「ありがとうが言えない男は無理」などの意見が噴出していますが、婚活の専門家の見解は少し異なるようです。「アレクサ男」について、結婚マッチングサービス「STORIA」代表でコラムニストの沢宮里奈さんに率直な意見を聞きました。

実は好条件の男性かも…?

Q.「アレクサ」のCMに登場する男性について、婚活の専門家として率直にどう思われますか。

沢宮さん「家族の仲が良い家庭に育っているのはとてもよいことです。1人暮らしをしても、料理のことは母親、仕事のことは父親に聞いている家庭像がうかがえます。母親に彼女のことを聞かれた途端、ビデオチャットを切ってしまう点が批判されていますが、これも気軽にビデオチャットがつながる環境だからこその行動であり、深刻なものではないと思われます」

Q.男性の母親についてはいかがでしょうか。

沢宮さん「料理の作り方について聞かれたことをうれしく思っているように見えます。また、『息子が料理を作るときは彼女ができたとき』と分かっているようなので、コミュニケーションがしっかり取れている家庭だといえます。新たに彼女ができたことも喜ばしく思っている様子です。彼女ができるたびに阻止しようとする母親もいますので、それに比べれば格段によい母親だといえます」

Q.男性について「マザコンでは?」といった声が非常に多く上がっているようです。

沢宮さん「日本では、母親の味を食べさせようとする男性を『マザコン』と総称しますが、欧米では当たり前のことです。多くの人がマザコンだと感じるのはこの点だと思われます。婚活の場にはマザコンのような男性は多いです。1人で何でも決めてしまう男性は、結婚も自分で先に決めてしまうからです。結婚相談所では、結婚が決まりかけたタイミングで母親に彼女を紹介して、母親の猛反対に遭って結婚を諦めるケースもあります」

Q.この男性と母親、また、その会話内容について多くの人が抱いている「気持ち悪い」「違和感がある」といった感情の正体は何でしょうか。

沢宮さん「彼女にこっそり母親の味を食べさせようとしている点、母親が息子のことを何でも知りすぎている点、母親がそこにいるかのように話しかけたり、一方的に切ってしまったりする点になじみがないのでしょう。『こっそり』というのは『彼女にマザコンを知られたくない』ことの表れともいえます。それだけ『彼女にも気を使っている』といってよいでしょう。あるいは、単においしく作りたいだけかもしれません。

婚活のサポートをしていると、母親と2人で旅行に出かけたり、毎晩、母親の食事を食べに帰ったりする男性もざらにいますので、『母親が彼のことを知り過ぎている』というだけで切り捨ててしまっては、好条件の男性をあっさり失うことにもなりかねません。また、母親がそこにいるかのように話しかけたり、一方的に切ってしまったりするというのは、AIが進化して便利になっていることの象徴なので、そこまで気にすることはないでしょう」

Q.結婚相手として見たとき、「アレクサ男」はいかがでしょうか。

沢宮さん「結婚相手としてはお勧めです。家事もきちんとしてくれますし、母親と同じように妻や家族も大事にします。多くの女性が『表面上のマザコン』に惑わされて結婚をためらってしまうため、良い人が残っていることも多いです。学歴や年収が高めの男性にもこういったタイプの人が多いので、『表面上のマザコン』を黙認することができれば問題ないでしょう」

Q.交際相手としてはどうでしょうか。

沢宮さん「交際相手は『自分が好みかどうか』だけの問題ですから、マザコンが気持ち悪いというのであれば、お付き合いはやめればよいのです。ただし、『母子の仲が良い』というだけでお付き合いをためらうようでは、好条件の男性との結婚は遠のくでしょう」

Q.婚活や合コンなどの場面で、「アレクサ男タイプ」かどうかを見極めるには。

沢宮さん「『アレクサ男』が、彼女が来る前に母親との通話を切ってしまったように、婚活や合コンではなかなか正体を現しません。何度かデートを重ねる中で、彼に母親との関係をさりげなく聞いてみましょう。また、彼の母親とできるだけコミュニケーションを取り、彼に対してどの程度の思いがあるのかを確かめてみるのもお勧めです。

しかし、大事なのは、相手のマザコン度が『本物』か『表面上だけ』かというよりは、『自分自身が許容できる範囲かどうか』。一般的には、よほど“重症”でない限りは目をつぶる方がよいでしょう」

オトナンサー編集部

最終更新:10/4(金) 6:10
オトナンサー

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