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いま泊まるべき京の宿 まもなく、オープンするラグジュアリーホテル2軒

10/5(土) 9:03配信

サライ.jp

今、京都の宿が進化している。京都駅前には個性的なホテルが集中し、町なかには日常に溶け込む宿が生まれている。次の旅の拠点にしたい宿を厳選して紹介する。

このごろ、京都で流行る宿

「京都の情緒が感じられる町家の宿と駅前の至便なホテルがおすすめです」
近年、外国人観光客が増え続ける京都。平成29年の観光庁「宿泊旅行統計調査」によると、外国人延べ宿泊者数の上位5都道府県は、東京、大阪、北海道、京都、沖縄となっている。それに伴い京都市内では宿泊施設の建設ラッシュが続いている。日本のホテル事情に詳しい高崎経済大学地域政策学部教授の井門隆夫さんは最近の動向を、次のように話す。

「京都のホテル開発は、昭和初期に府庁や市役所がある丸太町や三条界隈から始まり、繁華街がある四条に広がりました。そして今は京都駅前を中心に大型のホテルが次々と生まれています。日本各地を巡る訪日外国人にとって、交通至便な駅前は絶好の立地なのです」

京都市では町並みや景観を守るために「景観条例」という厳しい規制を制定し、なかでも京都駅周辺は高さ20mを超える建造物が建てられなかった。しかし平成27年に条例の一部が緩和され、大型の新規ホテルが建築できるようになった。朝食に力を入れるホテルや駅前の喧騒を忘れる上質なホテルなど、個性を競うホテルは日本人にとっても魅力的だ。

もう一点、京都ならではの宿泊施設として注目すべきは町家を改修した宿だ。京都の趣を担ってきた町家は戦前の古い建物が多く、老朽化し、現代の生活に合わなくなり取り壊されるものが多い。これを歴史的な価値を残しつつ宿泊用に再生し、簡易宿所(※ホテルや旅館より施設の許可要件が緩和されたカプセルホテルやゲストハウス、民宿、ペンションなど。)として活かす取り組みが盛んだ。

「町家の宿は、京都に長期滞在する欧米人に人気があるようですね。調理器具や食器が備わる台所もありますから、購入したお惣菜を温めたり、簡単な食事を作ることもできます。町家は建物の構造上、段差や階段があったり、ホテルのような手厚いサービスが受けられるわけではありません。多少不便かもしれませんが、それも含めた滞在を自由に気ままに面白がれる人に向いていますね。旅慣れた方におすすめです」(井門さん)

京都は多種多様な宿泊施設が揃う町だと、井門さんは言う。高級ホテルからビジネスホテル、老舗の片泊まりの宿から若者向けのゲストハウスやカプセルホテル、さらに修学旅行向けの旅館もあり、さながら宿の見本市のようだ。

何度訪ねても愉しみが尽きない京都。宿を替えることで異なる魅力や佇まいが見えてくるかもしれない。京都の今を体感できる新しい宿を選んでみたい。

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最終更新:10/5(土) 10:00
サライ.jp

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