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小泉進次郎、PR戦略で墓穴 それでも応援する“リア充リベラル”の人たち

10/6(日) 5:59配信

デイリー新潮

“孤立”する小泉氏を擁護するリア充リベラルたち

 ところが興味深いことに、この期に及んで小泉氏の擁護に“必死”な人たちがいる。それは、政治的にはリベラル志向ではあるものの憲法9条を神棚に祭り上げる絶対護憲信者のオールド左翼とも、反原発や貧困問題などで山本太郎や共産党に共鳴する「プア充(実生活が充実していないという意味のネットスラング)」のリベラルとも一線を画している人たちだ。社会的には勝ち組とも言える「リア充(プア充とは反対に、リアル=実生活が充実しているという意味)」なエリートリベラルである。

「セクシー発言」が炎上した直後の9月23日、小泉氏と親交のある社会学者の古市憲寿氏が、「セクシー発言」は引用であり、メディアの切り取りだとして、「全貌を知っているはずなのに一部を切り取って面白がるマスコミも、それを脊髄反射で批判するバカも、いつもの光景」(ツイッター)などと擁護した。

 古市氏といえば、著書「絶望の国の幸福な若者たち」(講談社+α文庫)で一世を風靡し、テレビでもおなじみ。近年は小説執筆にも熱心で、2回連続で芥川賞候補作として俎上にあげられ、かの津田大介氏が「新しいタイプの高等遊民」(ツイッター:2016年6月20日)と評するなど、典型的なリア充リベラルの旗手と言えるだろう。

 また、小泉氏のブレーンのひとりに博報堂出身のクリエイターがいると先述したが、それが昨年の拙稿で紹介した高木新平氏。一連の小泉バッシングを受けて、フェイスブックに投稿し、「メディアはステーキやらセクシーやら報道して進次郎ネタでしょうもないView稼ぎ、“識者”らは答弁に具体性乏しいとドヤ顔批評」などと、小泉批判のメディアや専門家をくさした。

 高木氏は31歳だが、博報堂を新卒1年で退社し、フリーランス活動は長い。20代半ばでネット選挙解禁運動やシェアハウスブームを仕掛け、若干27歳で制作会社を創業。DeNAの自動運転プロジェクトや卓球日本代表のブランディングを手がけるなど、こちらもなかなかのリア充リベラルぶりだ。

 そして、ドワンゴ社長の夏野剛氏だ。Abema TVの報道番組(9月23日)が小泉氏の「セクシー発言」を特集した際、「全く失言ではない。いいじゃないかと」とほとんど開き直り気味に擁護。「騒いでいるネット民は影響力もない」とネット企業の社長とは思えないほど、ネットユーザーを軽んじたかと思えば、「これでまた60歳以上の女性の有権者をわし掴みにしたと思うし、今後のキャリアの中で得点を稼いだ」とまで言い切った。

 夏野氏はNTTドコモでiモード事業の中心的存在となったことでおなじみ。その実績を引っ提げて慶應大学の特別招聘教授に就任し、SBIホールディングス、ぴあ、セガサミーホールディングス、グリーなど数々の社外取締役を歴任。実業活動の一方で、ニコニコ超会議の「リベラル再生会議」に何度も出演して、旧民主党の不甲斐なさに辛口のエールを送るなど、まさにリア充リベラルの“大御所”とも呼べる存在だ。

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最終更新:10/6(日) 10:31
デイリー新潮

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