ここから本文です

腰痛は「肛門力」の低下が原因!?肛門力って一体何?

10/8(火) 12:04配信

OurAge

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、人口の9%以上にあたる1200万人もの人が腰痛を抱えているとされ、まさに「国民病」ともいえる。だが、腰が痛くて整形外科で診察を受けても、特に異常が見つからず、どうしたらいいものやら…と困っている人も多いのでは?そんな腰痛の根本原因にあるのが、実は「肛門力」の衰えなのだそう。これを強化すれば腰痛も改善するという「肛門力」とは?せたがや手技均整院の鈴木登士彦さんに伺った。

「腰痛というと腰に原因があると思いがちですが、実は腰痛の原因の多くは腰以外にあります。私が長年多くの腰痛の方を見てきたなかで、大半の人に共通していることがあります。それは下腹部の力が抜けていることです。そしてさらに突き詰めたところ、“肛門力”が衰えているため下腹部に力が入らないということがわかったのです」

肛門力とはどういうものなのだろうか?

「まず知っておいていただきたいのが体幹部の構造です。私たちの体の体幹部には、最深部に腹横筋という筋肉が脇腹を覆うように走り、その前側に腹直筋、後ろ側に脊柱起立筋、上部に横隔膜、下部に骨盤底筋があります。これらの筋肉がエアバッグのように収縮することでお腹の圧=腹圧が生まれます。私たちが体幹部を真っすぐに起こしていられるのも、このエアバッグが正しく働くからです。腰痛は、これらの筋肉のうち、下から腹圧を支えている骨盤底筋に含まれる肛門括約筋という肛門を引き締める筋肉が衰えること、つまり、肛門力の衰えによって起こります」

そこで腰痛を防ぐために鈴木さんがおすすめするのが”肛門力の強化”だ。

「肛門力は、肛門を引き上げる動きで鍛えられます。女性でいえば腟をキューッと引き上げる動きです。コツは恥骨を内側に巻き込むように“タックイン“して肛門を引き上げること。この動きで骨盤底筋が強化され、すると腹直筋下部にも力が入り、腰椎が前に引っ張られなくなるので腰痛が予防・改善できるのです。出産経験があると骨盤底筋の力が抜けやすく、肛門力が完全に抜けている場合も。でも毎日続ければ肛門力がよみがえり、行う前よりも強化することができます」

ほかにこんなメリットも。
「肛門力が上がれば尿もれ予防につながります。体幹が真っすぐに保たれるので姿勢がよくなるうえ、ヒップもアップし、見た目も若々しくなります」

その“恥骨タックイン“の方法については、次回詳しくご紹介する。

イラスト/きくちりえ(Softdesign) 取材・原文/和田美穂

最終更新:10/8(火) 12:04
OurAge

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事